英文法と読解・スピーキングトレーニングや振り返りのくみあわせ
今日は、高校の英語の授業を通じての気づきを少しシェアさせていただければと思います。英語を学んでいらっしゃるかたの何かのお役に立てれば嬉しいです。違和感の正体私はこれまで主に英文読解の授業を担当してきましたが、本年度は高校1年生の英文法のクラスも読解クラスと並行して受け持つことになりました。文法は本来、理解 → 反復 → 展開という3つの段階を経て、初めて「使える力」になるものだと思っています。しかし実際の授業では、特に「理解」と「反復」そして「アウトプット」が十分に機能していないのではないか——そんな思いがずっとありました。読解クラスのトレーニングを、文法に展開するそこで今年、高1の文法の授業に、読解クラスで行っているトレーニングを取り入れてみました。文構造をしっかりつかんだうえで行う、次のような活動です。 例文のサイトトランスレーションによる解釈 音読に加えて、Read and Look Up(英文を見ずに再現する練習) 日本語から英語への再構築(和文英訳)「1度音読した英文をもう一度英文を見ずに言えるか?」「日本語を英文を見ずにサッと再現できるか?」というような練習を繰り返し行います。反復のあとに「ふりかえりの時間」をただ、反復練習が続くと、生徒にも疲れが見えてきます。そこで意識的に取り入れたのが、反復のあとの「静かな時間」です。すぐ次の活動へ進むのではなく、一つの文法項目の説明と反復練習を終えるたびに、書くことを中心とした問題演習の時間を設けるようにしました。4択の問題演習ではなく、しっかり英文を書く練習がとても有効です。この時間を私は、単なる演習ではなく、反復してきた内容を「自分のもの」にしていくプロセスとして位置づけています。教室の変化変化はすぐに表れました。反復練習を経てから問題に取り組むと、頭の中に英文が残っているためスラスラ解ける。そしてその「解ける感覚」が、生徒にとっての小さな成功体験になります。反復、練習、成功体験——上達のカギはここにあるのだなと、改めて実感しています。それは大人も同じですね!「反復」と「静かな定着の時間」を往復する授業へ文法の授業を、「問題演習の時間」から「使える力を育てる時間」へ。「反復」と「アウトプット」「静かな定着の時間」を往復する授業へ。そんな視点で見直してみると、新しい可能性が見えてきます。英語を学んでいる方がこの記事を読んでくださっているなら、学校でのこんな取り組みも、何かのヒントになれば嬉しいです。さいごに昨今の世界情勢に心が痛むことも多い日々ですが、皆様、どうぞお元気でお過ごしください。最近は、編集の気軽さからnoteに投稿することが多くなりました。よろしければご覧になってみてくださいね!日々の気付きなどもつづっています。ヒラリ|note「半径1.5メートルの素材を生かして、生活と学びをクリエイティブに!」がモットーの毎日。日々の気付きを記していきます。企業でのテクニカル・ライティングや企業広報誌の執筆・編集の仕事など、言葉に関わる仕事に携わったのち、専業主婦を経て、中高一貫校にて英語教育に携わって15年目。note.com