強靭、聖人、婦警さん | エンタメがカルシウム

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早いもので

 

もう半年が過ぎてる。

 

去年も季節柄

 

絶不調だったのか

 

このブログで確認したら

 

ケンタッキーばかり食べてた様子で

 

 

つい最近は

 

ロキソニンを空腹時に飲むというミスを犯して

 

今年はケンタッキーなんて食べれない。

 

卵などのお粥ばかりが2週間続いて

 

流石に痩せたと言われたわ。

 

年々、年老いてるのかボケてるのか怖いわ〜

 

チーン

 

去年はイ・スヒョクにハマって

 

色気付いてた様子ですが

 

故イソンギュン氏の訃報後の

 

親友の様子に微妙にサメザメしてしまったのか

 

飽きたのか分からないものの

 

今年は読書が多いです。

 

 

速度制限も昨日でかかったので

 

ダブレットから離れてる時間も多くなりました。

 

そんなマイブーム

 

読書。

 

そんな人気でもない様子の本ですが

 

ブグログで見て読みたいと思った本を

 

今回は、ご紹介させて頂きます。

 

 

生活安全課の低身長の警察官の仲田蛍が介入する様々な事件簿

 

5編あります。

 

少女が最後に見た蛍

 

 

 

エセ読書家なんで評価が毎度、適当すぎるかもですが

 

星5つ

 

★★★★★

 

最後は、もう目ん玉おちるくらいに泣きました。

 

 

 

仲田蛍じたいは

 

近年

 

稀にみない聖人君子ぶり。

 

聖人君子は、まず疑ってかかれの自分が読んでも

 

紛れもない聖人君子です。

 

警察官の不祥事が大きく報道されてる昨今ですから

 

こんな警察官おるかいな!てところあるかどうか知れないものの

 

個人的な所感としては

 

ぜんぜん嫌らしくないですね。

 

近頃たいてい中年、老年の正義中毒

 

もしくは

 

他人の不幸は蜜の味

 

もしくは

 

こ自慢含む

 

マウント系ばかり目について

 

喉にヒッカカリを覚えるのですが

 

この主人公は

 

むっちゃ仕事が出来ていながら

 

マウントの微塵も感じずカバートアグレッション的な闇もなく

 

ヒッカカリを感じません。

 

恩着せがましくもなくて素晴らしい人物です。

 

人間の人生で、こんな人に1人でも出会えたなら

 

年下だろうが同級生だろうが憧れて止まないでしょうね。

 

政治家も誰がなっても同じよ!って昔からあるみたいに

 

掲げる公約に騙され続け

 

もう人間への幻想は諦めて

 

なんて

 

人間の醜い部分にばかりヒューチャーされがちに見えるエンタメ界

 

どなたにも裏表があると思う昨今の小説で

 

こんな清廉潔白なキャラクター珍しかったです。

 

 

小説にしかり人の名前を覚えない私が

 

サブキャラながらの一編目で一発で覚えたくらいですから。

 

子供に対する仲田蛍の見立ての数々に何回も泣かされます。

 

こんな見立てが出来る人の過去が最後に明かされます。

 

それこそタイトルにある

 

少女が最後に見た蛍

 

男性たちに馬鹿にされながらも我関せず

 

こんな見立てができて、どんな罪を犯した子供をも守ろうと

 

先回りして立ち回る

 

その姿を形成したであろう過去が最後に明かされます。

 

最後には仲田蛍の気持ちを想像してしまい涙腺が決壊するものの

 

仲田蛍は最後まで

 

強靭かつ、暖かく、さらにガチの聖人君子であったことに

 

驚きを隠せません。

 

要は生まれながらだと思います。

 

形成される何かでさえ

 

 

生まれながらか!

 

そう思う部分が垣間見えました。

 

生まれながらの人格者とは数%の人物です。

(どんなに偉そうぶっても人間の半分以上は馬鹿なので)

 

かつては女のくせにと馬鹿にしてた刑事課の男性も

 

一緒に仕事をさせられてくうちに

 

人間味のないと思ってた蛍が“人間”であることを認めます。

 

女としてではなく仕事が出来る人間として

 

先入観による差別をやめると心に誓ってました。

 

それが大人のイジメに繋がるからでしょうか。

 

要はハラスメントですかね今風に言うところ。

 

こんな警察官おるかいな言うたところでフィクションです。

 

社会派ミステリー。

 

ふわっとしたオサレ系なところは全くない物語ですけど

 

殺伐とした世界に”人間“仲田蛍の息がかかることを祈りましょう。

 

そう思わずにいられない物語でした。

 

最近読んだ小説の中で一番リアルかつ虫唾の走る女として

 

傲慢と善良の“美奈子”を上げましたが!

 

 

ここにもいました。そのなも“来栖楓!”

 

スピッツの楓を汚しやがったぞ、この女ニヤニヤ

 

読みながら

 

妄想で首根っこを捕まえて何度も壁に打ちつけてしまうタイプの女。

(どんだけ怪力よ的に)

 

 

その来栖楓をも優しく包む強靭、聖人、警察官の仲田蛍。

 

優しくフワリと包むが!しかし!寝ぼけてはいないが仲田蛍。

 

ぜひオススメです。女性は特に。

 

今話題のレイホウさんみたいな政治家も出てきますよ。

 

脳内再生は

 

パクボヨンさんが近いかな〜

 

彼女は小柄ながらシッカリモノな役が多いので。