今までのべてきたように世界と日本の労働組合の生い立ちからいえるように、資本家はたえず、賃金や労働条件を切り下げ、労働者を搾りあげようとします。
「自分だけでもいくらかましな生活を」と思っていると、資本家は労働者のこの弱点を利用して、労働者を競争させ、バラバラにして団結を破壊してきます。
労働者は生活と権利を守るためには、団結して資本家の攻撃とたたかわざるを得ません!
人間らしく生き働くためには、どうしても恒常的な団結組織としての労働組合が必要なんです。
労働組合の性格は、次のようにまとめることができます。
第1に、労働組合は、性別、年齢、国籍、思想・信条、信教、さらには、支持政党のいかんにかかわりなく、労働者ならだれでも入れる組織です。
労働者ならだれでも入れる大衆組織だからこそ、多数の労働者を結集することができるのであり、そのことによって社会的な力を持っている資本家に対抗する力をもつことが可能になります。
労働組合がなににもとづいて団結するかといえば、それは労働者としての要求です。
共通の要求にもとづいて恒常的に団結する組織が労働組合です。
したがって労働組合は、「共通の要求での行動の統一」「政党からの独立」が大切なのです。
第2に、労働組合は、労働者だけで構成する組織であり、共通した要求にもとづき団結し、その要求実現をはばもうとする資本家とは断固としてたたかう組織です。
たんなる親睦団体や共済団体ではありません。
資本とたたかうためには、その前提として労働組合は、資本から独立した自主組織でなければならず、相手に従属していてはたたかえないことは自明のことです。
「資本からの独立」とは、労働組合の組織、運営、人事、財政、活動などのすべてについて、資本の干渉・介入を許してはならないということです。
「共通の要求での行動の統一」「資本からの独立」「政党からの独立」の3つの原則は労働組合の基本原則です。つづく…