ハロウィン 3.お菓子
「っていうか、ボスったらまだ自分の格好に気付いてないのね」
騒がしいスクアーロを見ながら、ザンザスの頭の中は色々な妄想でいっぱいです
それを見守る部下たちは笑いを堪えるのに必死な様子。みんな、今にも爆笑しかねないほど肩を大きく震わせています
「おい、カエル。あれじゃあ、ボスが気づくのも時間の問題だぜ」
「ですねー。さっさとイタズラを完成させましょー。・・・・えーい。」
ポフッ
というような音が聞こえてきそうな感じでルッスーリアに変化が起きました。ルッスーリアのいつもの派手な頭にはいつも以上に派手なお菓子たちがいくつもくっ付いています。ほっぺにはキャンディのぐるぐるが書かれていて、水色と白のフワフワなドレスを着たルッスーリアはそう・・・アリスのようでした。筋肉隆々の体にドレスは合わなかったらしく、ボタンがどこかへ飛んでいきそうです。ゴツイ足にはいつもの隊服であるブーツではなく、可愛らしい黒くて先が丸い靴が履かれています
ただし、残念なことにこちらもアンバランスでした。本人はとても気にいったようですが・・・
「あんらまあ~!!可愛いじゃない!!あたしにピッタリだわ~んv ね、みんなどう?あたしの為にあるような服でしょ~??」
部下たちはとうとう我慢できなくなって一斉に吹き出しました
「ぎゃはははは!!ボス!ボス・・・ボス!ひ~っひっひっひ!」
「ス、スクアーロ作戦隊長!!・・・ぶはっ!うわはははは!!」
「ルッスーリアさん・・!!それは・・・それはないですよ!あはははは!!」
みんなが一斉に笑いだしたものだから会議室が大きく揺れます
ザンザスもやっと自分の異変に気付いたようです
「こ、これは・・・」
「ボスぅ・・・どうなってやがんだぁ!!」
「お似合いです!」
「なによ、もう。みんなあたしの魅力がわかってないなんて」
その時、可愛らしい悪魔二匹も仮装をしてカーテンの影から出てきました