成長期・成熟期について触れさせて頂きます。
![$丸 長朗のブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20110817/07/6142661426/82/03/j/t02200142_0450029011422439880.jpg?caw=800)
プロダクト・ライフサイクル Product Lifecycle
製品の売上と利益の変遷を4つの段階で説明するモデル。
導入期、成長期、成熟期、衰退期それぞれの市場環境と
基本戦略を提示する理論である。
プロダクト・ライフサイクルは
マーケティングという学問の黎明期の1950年に
ジョエル・ディーンが提唱した理論で
製品が市場に投入されてから、寿命を終え衰退するまでの
サイクルを体系づけたものです。
製品の売上と利益の変遷を、導入期、成長期
成熟期、衰退期の4つに分類し、それぞれの段階に
おける戦略の示唆を与えてくれます。
ライフサイクルの4つの段階
(1)導入期:製品を市場に投入する段階なので
需要も小さく売上も大きくありません。製品開発費が
かかるだけでなく、製品認知を高め、市場拡大
させることが最優先課題なので、広告宣伝費も
かかるため、利益はほとんど出ません。
(2)成長期:売上と利益が急拡大する段階で
競合他社も増加します。消費者ニーズも多様化するため
製品改良や差別化戦略を重視し、自社製品の
ブランド力を高め、市場に浸透させることが
重要な戦略となります。
(3) 成熟期:市場の成長が鈍化し
売上、利益とも頭打ちになる段階です。
上位企業にとってはコスト優位性を活かし
シェアを維持することが重要な課題で
下位企業にとっては生き残りをかけ
特定ターゲットをねらったニッチ戦略が
重要になります。
(4)衰退期:値引き競争が頻繁に行われ
売上も利益も減少する時期です。
投資を抑えて効率性を高めながら
既存顧客を維持することが重要な課題になります。
また、ブランドの残存価値を他の製品に活用したり
撤退時期を判断することも重要です。
短縮する製品の寿命
プロダクト・ライフサイクルの4つの段階は
すべての製品に当てはまるわけではありません。
製品力がなければ、導入後すぐに衰退してしまいます。
また、最近では、消費者ニーズの移り変わりの早さと
POSデータによる売れ筋商品分析の影響から
サイクルの周期が短くなっています。
(中川理 野村総研HPより引用)
経済にも周期だったり通例が存在します。
しかし、それはあくまでも例だったり
過去の事です。
大切なことは過去から何を学び
次にどのように活かすかだと考えています。
介護にも類似したこと、活かすことがあるのかも
知れませんね。
最後に名言を一つ
「いま自分にできること。
がんばればできそうなこと。
そういうことを
積み重ねていかないと
遠くの大きな目標は近づいてこない。」