本日は、中原保裕先生の「50歳からの上手な薬の終い方」を手にしました
中原先生は、薬剤師の先生でありまして、これまでの経験からお薬の本当の効果や向き合い方などについて、わかりやすく解説して頂いています
日頃、ほんとうにそうなのかなと疑問に思っていた事が少し解消された気がします
【この本で印象に残った部分】
1)薬の2大原則は、①薬は病気そのものを直接治す力はない。②薬は安全だから使うのではなく、必要だから使う。
2)病気を治すのは薬ではなく、あなた自身の「治す力」である
例えば解熱剤は、体力が低下して治そうとする力が弱くなるのを防ぐため。咳止めは咳によって眠れないことで体力が低下するのを防ぐため。
3)薬の「必要性」と「危険性」を天秤にかけて考える事が必要
4)使い続ける必要がない薬を洗い出してみる
ただ、ずっと使い続けているということはやめたほうがよい薬はある。
5)歳をとっても若い時と同じように薬を使用するのは危険
成人としてひとくくりにされているが、30歳と70歳では体の状態は間違いなく違うであろう。
6)高血圧、高脂血症、認知症、不眠、ステロイドの薬は見直しが出来るかもしれない
薬だけに頼らず、生活習慣の見直し(根本の原因)の改善を図る努力も必要。
7)健康寿命という言葉に関心を持つ
「肥満」と「喫煙」は健康の天敵
8)自分にあった「かかりつけ薬剤師」をみつける
かかりつけ薬剤師は薬の見直しをサポートし、代理人となって医師などに交渉してくれる。
【これからできること】
私は、まだ定期的にお薬を飲まなくてはいけない状態ではなく、風邪を引いた時や子供に飲ませるくらいで済んでいますが、身近な方でお薬を飲んでいる方にお話する機会があったら、一緒に考えていきたいと思います。