Le Concert Des Oiseaux | チーフ・エディターのブログ

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音楽配信の仕事上年間クラシック中心に毎年1,200枚ハイレゾの新譜を聴く中で気になったものを1日1枚。

La Reveuse (harmonia mundi) 96Khz/24bit

鳥のさえずりは実に妙なる調べをもつものとして作曲家のインスピレーションを刺激し、またそれを作品に取り込んだり旋律に反映させようとしてきた作曲家も少なからずいる。もともと、ヒトが言葉を持つ前は鳥とほぼ同じような方法で声を出してコミュニケーションをとっていたと言われておりそれが発達して言語になったというのがわかってきているので作曲家だけでなく私達が鳥の鳴き声に惹かれるというのもわかる気がする。

 

このアルバムでは人間と動物との関わり、ほとんど鳥をテーマにした作品を集めている。ルネサンスの時期からバロックへ、さらには19世紀近代へ。ファンエイク、クープラン、サンサーンス、ブリテン、ラヴェルなどそうそうたる作曲家が作品を残している。現代ではヴァンサン・ブショの『絶滅危惧種の謝肉祭』組曲。組曲の中には『センザンコウ』、『インドガーヴィル』、アルバムジャケットにもなっているマダガスカルにいた『ドードー鳥』などが取り上げられている。最後の曲は『人類』。

2023-158

 

 

 

 

via Classic Music Diary
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