自分の人生を大切に今を生きる。”ミュージカル Play a life ” | pichtyoの好きなもの

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天下みな美の美たるを知るもこれ悪のみ。みな善の善たるを知るも、これ不善のみ。・・・・・。
(老子 道徳経より)

本日は銀座の博品館劇場へ”ミュージカル Play a life ”の初日を観に行って来たのだ。
 
推しの"シュガー”ことLE VELVETSの佐藤隆紀氏が出演しているからなのだが、
それを抜きにしても良い作品を観られて感謝です!!
 
UMAくんUMAくんUMAくんUMAくんUMAくん
 
 
心動かされる作品は数多いけれど、
ジワる涙の作品はそうそう出会えるもんじゃないわな。
 
舞台の上で何もかもが派手に豪華に描かれていなくても、
俳優の顔の表情、仕草・動作、歌声だけで十分に見えてくるものはあるのだわよ。
大きなオケでなくてもさ、伝わる旋律で物語に彩と深みが増していくのだわ。
 
涙があとからあとから溢れ頬を伝わった。
止めどもないのだから涙を拭くこともなくただただ溢れ出るに任せた。
 
「”妻が生前と同じように未だ傍らにいるというLife”を演じている。」という、
夫を見やる妻の切ない顔の表情にはずっと目が離せませんでした。
悲しみと憐れみと切なさと愛情とが絡まり合った印象的なあの表情。
役の中に、それこそ妻として溶け込んでいるのか。
凄い役者さんだと思います。
 
夫が”自分の人生を生きていく”すなわち"今を生きる"ことで、怖れ抗っていた事。
 
失われ忘れていくかに思える妻との記憶と思い出。
 
それらは実は薄れ消えてゆくのではなく、
夫の"今”に溶け合ってゆくのだと。
 
 
ああ、なんていいんだろう。
切ないんだけど寂しいんだけど、なんと慰撫される言葉だろうか。
 
 
観終わった後、心がとっても温かくなったよ。
 
晴れ晴れ晴れ晴れ
チューリップ黄チューリップ黄チューリップ黄チューリップ黄チューリップ黄チューリップ黄チューリップ黄チューリップ黄チューリップ黄
 
下差し
(机や椅子や、ロビン=ウィリアムズ由来の作品の小物で作られた舞台美術の素晴らしさ!!)