その容姿はひどく醜く、水分を吸い続けブヨブヨに膨れ上がった皮膚に、全身は至るところクソまみれで、最早皮膚とクソは一体化し、剥がそうとすると、たちまち皮膚ごと剥がれてしまう程張り付いて取れない。
全身からはおぞましいまでの悪臭を放ち、鼻は潰れ、臭覚はとうに麻痺し、通常の人間ならばこんな場所に数時間も放置されたならば発狂するであろう劣悪な環境下で数百年生き永らえている。
生きる為ではなく、嗜好としてクソを喰らう。
そしてそれを喰らう時、奴は恍惚の笑みを浮かべ、繰り返し繰り返し際限無く貪り続ける。
嘔吐するまで貪り続け、胃袋が満たされると、何もかも忘れたかのように眠る。
そして眠りから醒めると、また同じことを日夜繰り返す。
糞尿以外何も存在しない暗い暗い闇の底で、獲物が来るまで何十時間も、ただひたすらに待ち続けている。
獲物、即ち人間が姿を現した時、奴は動き出す。
その獲物が無防備な状態になるのを、今か今かと息を殺して待ち、いざその瞬間が訪れると、目にも止まらぬ速さで、その獲物の下半身を抱え込み、腐った暗闇の中に引きずり込む。
阿鼻叫喚の嵐の中、奴は獲物に向かって「クソをくれ」と懇願する。
困惑した獲物は渋々ながらも、恐怖から命令に従う。
クソを貰ったら満足して、奴は獲物を元の場所へ帰してやる。
そんな絶望的に最低なゴミ野郎だが、クソを喰らう前に手を洗うなど、意外にもチャーミングな一面があり、専ら人間達は奴を指してこう呼ぶ。
「トイレの神様」と。
前回に引き続き違和感の話。
しかも「EXILE魂」を見てて感じた違和感で、まだ書き足りないことがあったので、それをちょっと書こうかと。


あの~、これに関しては「EXILE魂」だけに限らずジャニーズの人達の番組にも共通したことなんですけど、例えば女性タレントがゲストに来た時なんかに感じるんですが、男女間の力関係に於いて、男の方が勝っているってことなんです。
これだけ聞くと、女性上位時代である現代にありながら、なかなか珍しいええ番組やないかと思うのですが、それがどうも少し違うんです。

番組内での男女間の力関係に於いて男側が勝っているということは、つまりはEXILEやジャニーズの人達の方がゲストである女性タレントよりも関係性が上に位置しているということである。
それは自分達の番組だからそうなっていると言いたいわけではない。
それが証拠にゲストが男性の場合は必ずしも関係性が上に位置しているようには感じない。
何でしょう、もっと分かりやすくゲスな意味で「男が女より上」っていう空間が出来上がってる感じがする。
まぁ彼らは容姿に恵まれているから、そうなるのも必然のような気はするんですが、何かモヤモヤするんですよ。
で、そのモヤモヤの原因を探ってみようと思う。


かなり個人的な偏った意見になりますが、まずボクの思う「男が女より上」の理想的な形は、「男が女共をはべらしている」っていう形なんです。
分かりやすく例えるなら、やしきたかじんとか安岡力也とか勝新太郎とかが北新地(東京で言えば歌舞伎町になるんでしょうか?)辺りの頭の悪いパンスケ共(敢えてこう言う)に囲まれて酒を煽りまくっている、みたいな状況です(分かりやすいよね?)。
言ってしまえば、男の力を振りかざしまくる、男尊女卑の極みみたいなことです。
聞こえは悪いけども、実際のところは男と女の利害関係が一致している(と思われる)ので、寧ろ健全ですらあります。
何よりも潔いし、分かりやすいじゃないですか。
何処か笑えるしね。

同じ「男が女より上」な状況でも、EXILEとかジャニーズは、たかじんとかのそれとは全く質が違います。
何かね~、ズルいと言うか、やり口が姑息なんですよ。
一見すると遜っている(女を立てている)ような印象を受けるが、その実イニシアチブはきっちり握っている。
「メンバーの中でもしも、もしもの話ですよ。コイツとなら付き合ってやってもいいかなぁ~っていう奴を敢えて、無理矢理選ぶとしたら誰?」みたいなやり取りをよく見掛けません?
アレなんかはその最たるものでしょう。
「しゃべくり007」なんかでもよく見掛ける光景ですが、それとは全く違いますからねぇ。
「しゃべくり007」の方は、後に笑いに繋げるための布石ですから。
それに比べてあいつらときたら、その解答に対して「よっしゃあ!」とか言うだけ。
とんだパフォーマンス集団やのぉ!


実はこのモヤモヤした感覚が初めて自分の中に芽生えたのは、今を遡ること十数年前、「SMAP×SMAP」内のワンコーナーであるビストロスマップにて、女性ゲストが勝ったチームのメンバーに御褒美のキスをしているのを見た時です。
当時ボクは子供ながらに、何かズルいなぁ、ごっつ得やん、などと思っていました。
結局、ビストロのキスも、建前としては、御褒美として女性に「キスしていただく」ってことですが、裏テーマとして、SMAPに「キスすることが出来る」幸せな女性っていうのが確実に存在しています。


う~ん、何かね~、もっとストレートでいいと思うんですけどねぇ。
もっと女に対してハナっから威張ったったらええんですよ。
変に下手に出てイニシアチブ握るとかしなくていいと思うんですけどねぇ。
まぁ、どーせ何言ったってモテない男の遠吠えにしか聞こえないでしょうけどね。
先日、テレビをザッピングしてたら、ちょうど「EXILE魂」がやっていたので見るともなしに見てたんですけど、あの番組ってボクだけかもしれないですけど、そりゃもう他ではちょっと味わえないような強烈な違和感の固まりみたいな番組だと思いませんか?
まずね、あんな肌が黒くて胡散臭さ120%みたいな集団がギュウギュウに雛壇に座ってて、それがテレビ画面いっぱいに映し出されとるんですよ。
知らん人間が見たら、ギャングの集会か詐欺集団の一斉検挙みたいに見えてもおかしくないですよ、アレは。

それから何か分からんけど、こちらに対してとにかく爽やかさをアピールしてくるでしょ?
我々は礼儀とかを重んじてます、みたいな感じも含めてね。
まぁ「オレら風体はこんなんですけど、その辺はキッチリしてますから!ヨロシク!」みたいなことなんでしょうけど、それって逆に物凄い違和感なんですわ、こちらとしては。
だってね、実際はどうか知らんけどチャラチャラしてるように見えるじゃないですかぁ。
じゃあね、もういっそのこと身も心もチャラチャラしたグループになったらいいじゃないですか。
で、チャラチャラした番組をするんです。
もうそれはゴールデンタイムでは考えられないぐらいのチャラチャラ加減の番組にしたったらいいんです。
ゲストも羽賀研二とか大澄賢也とかジョーダンズの山崎とか呼んで。
そんな番組なら前例がないから確実に伝説になるね。
そしたらボクも興味湧いて、チャンネル合わせたろかしらと思うわ。

でもね、今の彼らのスタンスは、先にも述べた通り、全然違うんです。
矛盾している。
だってね風体はあんなん(日サロで焼いた肌に胸元全開のチャラい格好ね)で、礼儀とかは人並み以上って、やっぱりどこか滑稽でしょ。
ボクね、個人的な感想なんですけど、ギャル社長とかも大っ嫌いなんです。
彼らの滑稽さはこれに酷似してます。
EXILEにしてもギャル社長にしても、世間の認識を覆してやろうという野心が共通しています。
「どーせお前らなんてマトモな感覚持ち合わせてないんやろ?」という一般人の色眼鏡に反抗すべく、彼ら彼女らは頑張った。

でもね、ボクに言わせればそれって何かおかしくないかい?って感じなんです。
何故ならEXILEもギャル社長も見た目のインパクト強烈でしょ。
今や街に溢れ返ってるようなファッションだけれども、もっと第三者的に俯瞰で捉えたら、アレは相当な異形の者共ですよ。
でね、ボクが思うにファッションって自己主張の一種でしょ。
それもなかなかの割合を占めるような主張ですよ。
だって一番他人の目に付くものですから。
それに相反するような言動や行動を取るっていうのは完全なる矛盾でしょ。

かの有名なシド・ヴィシャスは鋲の付いた皮ジャンなどの分かりやすいパンクファッションに身を包み、パンクの名に恥じぬ破天荒な人生を生きた。
坂田利夫は赤フンドシを纏い、アホを演じた。
演技でいいんです。
そのファッションを選んだのなら、そのファッションに見合った人間を演じろ!
でないとその主張(ファッションのことね)は何なんだってことになってしまうでしょ。
予定調和からの離脱を図る為にあのようなファッションを選んだのに(少なくともボクにはそう見える)、礼儀がどうこうとか言うって、あべこべじゃん。
寧ろメチャクチャ社会に染まってるよ。
彼らはそういうのが出来なくてムチャしちゃうってのが長所でもあるでしょうよ(勿論、個人的にはそういう連中は大っ嫌いですけどね)。


まぁ彼らが何故ああいうスタンスなのか、ホントのところは分かりかねますが、さっきから書いてきた通り一般人の色眼鏡への反骨精神かもしれませんし(だとしたらもう極論サラリーマンとかになった方が早いんちゃう?)、もしかしたらああでもしないと残っていけない世界なのかもしれませんし(だとしたら可哀想だからやめてあげて。のびのびさせてあげてよ)、はたまた単純に"逆に"カッコいいと思ってやっていらっしゃるのかもしれません(だとしたら皆でお手々繋いで即刻退場)。

でも一番怖いのはもしかしたら日本人のファッションセンス(美的感覚)がイカレちまっただけって理由ですね。
ああいったファッションがヤンキーなどの限られた人間だけの特権でなくなって、ごくフツーの人(思想とかがね)がああいったファッションを嗜好している…って考えたくもねぇなぁ~。
今までの話が根底から覆るし。
でも可能性あるよなぁ…。