UNICORN
「ケダモノの嵐」(1990)
ユニコーンは昔っから大好きで、ことあるごとに聴いている。
ボクがユニコーンの曲を聴きたくなるのは、平和な昼下がりやなぁ~とか、何か分からんけど幸せだ~とか思うような、のほほんとした気分の時が多い。
全ての曲が、そののほほんな気分に溶け込む訳ではないが、そういった曲が多いのは確か。
夏も終わりが近付いたある昼下がり、車の窓を少しだけ開けて、吹き込んでくる風を軽く浴びながら、カーステから流れてくる「デーゲーム」なんて、のほほ~ん、それでいてちょっぴり切なげ~で堪んないものがある。
もっと単純に気分のいい日なんかは、「人生は上々だ」とか「ヒゲとボイン」とか聴いて、バカだなぁ~と思いつつ、のほほ~んとする。
このブログを始めてすぐの頃に一度書いたが、アルバムとしては『PANIC ATTACK』を一番よく聴いたし、思い入れも深い。
しかし、この度取り上げる本作は、今までにも結構聴いてはいたが、正直言って、取り立ててこの曲が好きってのも無いような、個人的には印象の薄いアルバムだった。
が、つい先日、昼頃に梅田を何するでもなくタラタラ歩いていたら、天気が良かったりしたこともあって、ここ最近の落ち込んだ気持ちが、その時ばかりはちょっと浮上したように感じられたので、いっちょユニコーンでも聴くかとiPodをいじくった。
たまには『ケダモノの嵐』聴こう、そして再生。
冒頭の「命果てるまで」。
ウクレレの音色が執拗にのほほんを誘う。
続いて「フーガ」。
こちらもEBIのふざけたボーカルがのほほ~ん。
2曲もこんな調子で続いたからついつい気を抜いていた。
次、「ロック幸せ」。
"明日の事は 明日にならなきゃわからなひ とりあえずけふは 幸せ 探しませう 幸せ 掴みませう 幸せ 見つけませう"
更に続いて、表題曲「ケダモノの嵐」。
"とびきりクールな笑顔を見せてやる 溺れていくような恐怖の中で"
…ヤバイ。
そう感じた。
ボクはユニコーンの核となるスタンスであるところの、おふざけや遊び心もよく理解しているつもりだ。
だから「ロック幸せ」や「ケダモノの嵐」の歌詞を額面通りに受け取ることが、ユニコーンの正しい楽しみ方でないことも解っている。
でもその日は、そんなことはどっかにすっ飛んで、超ド直球にその言葉が、自分の体内に吸い込まれていったのだった。
相変わらずタラタラ歩いてはいたが、体は少し硬直していた。
そうこうしているうちに5曲目の「エレジー」が終わっていた。
そして「自転車泥棒」へ。
"いつのまにか 彼女は大人になってた 本気で追いかけたけど 僕は置いてけぼりさ"
ボクは午後のゆるい陽射しの下、雑踏に紛れて、必死で込み上げてくるものを抑えた。
「ケダモノの嵐」(1990)
ユニコーンは昔っから大好きで、ことあるごとに聴いている。
ボクがユニコーンの曲を聴きたくなるのは、平和な昼下がりやなぁ~とか、何か分からんけど幸せだ~とか思うような、のほほんとした気分の時が多い。
全ての曲が、そののほほんな気分に溶け込む訳ではないが、そういった曲が多いのは確か。
夏も終わりが近付いたある昼下がり、車の窓を少しだけ開けて、吹き込んでくる風を軽く浴びながら、カーステから流れてくる「デーゲーム」なんて、のほほ~ん、それでいてちょっぴり切なげ~で堪んないものがある。
もっと単純に気分のいい日なんかは、「人生は上々だ」とか「ヒゲとボイン」とか聴いて、バカだなぁ~と思いつつ、のほほ~んとする。
このブログを始めてすぐの頃に一度書いたが、アルバムとしては『PANIC ATTACK』を一番よく聴いたし、思い入れも深い。
しかし、この度取り上げる本作は、今までにも結構聴いてはいたが、正直言って、取り立ててこの曲が好きってのも無いような、個人的には印象の薄いアルバムだった。
が、つい先日、昼頃に梅田を何するでもなくタラタラ歩いていたら、天気が良かったりしたこともあって、ここ最近の落ち込んだ気持ちが、その時ばかりはちょっと浮上したように感じられたので、いっちょユニコーンでも聴くかとiPodをいじくった。
たまには『ケダモノの嵐』聴こう、そして再生。
冒頭の「命果てるまで」。
ウクレレの音色が執拗にのほほんを誘う。
続いて「フーガ」。
こちらもEBIのふざけたボーカルがのほほ~ん。
2曲もこんな調子で続いたからついつい気を抜いていた。
次、「ロック幸せ」。
"明日の事は 明日にならなきゃわからなひ とりあえずけふは 幸せ 探しませう 幸せ 掴みませう 幸せ 見つけませう"
更に続いて、表題曲「ケダモノの嵐」。
"とびきりクールな笑顔を見せてやる 溺れていくような恐怖の中で"
…ヤバイ。
そう感じた。
ボクはユニコーンの核となるスタンスであるところの、おふざけや遊び心もよく理解しているつもりだ。
だから「ロック幸せ」や「ケダモノの嵐」の歌詞を額面通りに受け取ることが、ユニコーンの正しい楽しみ方でないことも解っている。
でもその日は、そんなことはどっかにすっ飛んで、超ド直球にその言葉が、自分の体内に吸い込まれていったのだった。
相変わらずタラタラ歩いてはいたが、体は少し硬直していた。
そうこうしているうちに5曲目の「エレジー」が終わっていた。
そして「自転車泥棒」へ。
"いつのまにか 彼女は大人になってた 本気で追いかけたけど 僕は置いてけぼりさ"
ボクは午後のゆるい陽射しの下、雑踏に紛れて、必死で込み上げてくるものを抑えた。