簡単にまとめると、「依頼人が1年近く、実際には生存していない人と暮らしていた」というもの。
質問はこの点についてで、その現象に対しての説明や起こる理由などを知りたいというものだ。
私にとっても最初で最後の1回だけの鑑定経験だ。
だからしっかりとした理由もわからないし、説明もできない。
Aさんの鑑定をした当時はまだ経験も浅かったせいもあり、私にとっても信じ難い少し不気味なことだった。
だから忘れようと決めたのかもしれない。
先日Aさんと再会した時には全く思い出せない程にAさんは別人のようになっていた。
それは数十年の月日だけでは説明できないような変わりようなのだ。
鑑定した当時のAさんは綺麗な容姿ではあるのだが、とても剣のある怖い感じのする人だった。
話し方は静かなのに、なにか強い猜疑心と執着心を持っているような感じを受けた。
私の中でも、(油断してはならない)という気持ちが最後まであったことも思い出す。
でも先日のAさんは笑顔も優しくて穏やかさがありとても同一人物とは思わなかった。
Aさん自身は当時のことは時々断片的に思い出すらしい。
でも経緯や細かいことについて思い出そうとしてもダメらしいのだ。
確かとは言えないが今思うことは、何らかの霊体がAさんの身体に憑依してあの場に引き寄せたのかもしれない。
そしてあの場から離れられない男性の霊体と同居していたのかもしれない。
確かなことは全くわからない「かもしれない」だらけのものだ。
Aさんによれば、鑑定の後からほんの1週間程度であのアパートを離れたという。
思い入れはあったが古いアパートに住む理由もわからなくなったというのだ。
でも(理由)というものはないのだと思う。
若い頃は不思議な現象が起こると理由や説明が欲しかった。
今でもハッキリ覚えているのが、幼い頃にはただ怖かった霊現象に対して理由や説明を求める自分が発動した瞬間がある。
それは20代の頃に友人の家に行った時だ。
友人数人で何か誕生日会のようなものをやるためだった気がする。
友人の家にお邪魔した際のこと。
友人の家は広くて古い日本家屋だった。
その家で、甲冑姿の武将が斜め上を見上げて立っているのをみたのだ。
その時は怖いという感覚が微塵もわかず、
「誰❓この人。なんでここに立ってるの❓」
と思ってその霊体を見ていた。
すると斜め上を見ていた武将が私の方を向いて、一瞬後に消えた。
私の頭の中は(なんで戦国時代の人があそこにいたの❓絶対に私と目が合ったよな❓、❓❓❓)。
❓だらけの私はそのまま勝手に帰ろうとしたのだろう😅、玄関で靴を履いている時に友人に声を掛けられた。
「どうしたの❓」
「なんか疲れたから帰る。」
「そっか。」
みたいな簡単な会話をして帰ってしまったと思う。
それからは体験する現象は怖いよりも「ナゼ❓」が強くなった。
それから長い時が経って、ある瞑想会で1人の男性の話を聞いた時にいろいろ腑に落ちた気がした。
その男性の話は、
「すべての現象はあらかじめ決められていて、それは時間などは存在しない一瞬の中にある。すべてはたったひとつのエネルギーであり、隔たりや層や違いなどない」
というようなものだった。
「時間も存在しない一瞬の中のすべて」という言い方が私に大きな納得と安心感をもたらした。
生きている、死んでいるという分かれたような感覚がすべては常に生きているという感覚になった。
違いのないたったひとつであるものに対して怖がることが無意味なのではないかという感覚の始まりだった。
それでもわからないことはまだまだたくさんある。
でも今はなんとなく理由はたくさんあって、全部知らなくてもいいし、何も知らなくてもいいような気がするのだ。
この世界で何か1つがわかったとしても、いつも必ずそこにわからないことが新たに姿をみせる。
無限なものが可能性を追求し広がりながら、もうすでに完璧だなんてすごいと思うのだ。
これもなんの説明もできないただの思い。
起こることになっていれば起こるし、起こらないことになっていれば起こらない。
起こる理由も起こらない理由も結局は私にとっては「そのようになっているから」になる。
だから理由は気にしないで、それをどんな風に体験するかでいいような気がするのだ。
神が決めたのだから完璧だと信じていればいい。
これがいいとか悪いもなく、起こる現象をゆったり体験したい。
質問の答えとは程遠くてごめんなさい😄