深刻そうな顔のお客様。
5年位まえにも鑑定を受けたという。
ずっと感情を身体感覚で感じて解放を続けているというのだ。
なかなかできないことだ。
5年の間で一度、身体から一気に何かが抜けていく感覚があって暫くはとても楽な心地良さが続いたという。
また一度だけ眼の前で拳位の眩しい光がはじけたことがあったという。
でも今は終わりがいつなのかという思いみたいだ。
その方が言った。
「武藤さんのブログにあるいろいろな体験も私の体験も、錯覚ではないと言い切れるものなんでしょうか❓」
「いいえ❗全部錯覚です。それらの体験を含めたすべてが錯覚・夢・幻なんです。見ている世界や自分というものも全部錯覚です。」
聞いたその方は「はぁ❓」と呆れ顔だ。
でもそれを続けていくうちに、その錯覚そのものが少しずつ剥がれ落ちていき、神とひとつの真実がみえてくる。
「時々自分は頭がおかしくなるのじゃないかと不安になります。頭がおかしくなったらどうしようかと考えてしまうのです😥」と必死な感じだ。
「わかります。でも考えてみていい案が浮かんでも、頭がおかしくなったらそれも思い出せないと思うので考えなくていいですよ。」
元気づけようと発したが、後から思うとピント外れな私の答え。
その方もプッと吹き出してうなづいていた。
エゴは何重にも事を面倒にして神を思い出させまいとする。
でもエゴが悪いのでもなく、それは防衛なのだ。
でも「防衛しなければならない自分」という錯覚が剥がれ落ちていくと防衛など必要のない真我を思い出す。
だから少しずつ続けていくしないし、頭がおかしくなるという考えもエゴの防衛だ。
すべての人が必ず、そしてずっと真我とともにあるのだから大丈夫なのだ。
◆武藤真美ホームページはこちら◆