先日友人の鑑定をした。
その時に私の中で不思議なことが起こった。
一通りの鑑定が終わった後のこと。
友人の方向性は決まったが、そのために依頼していた仕事を断るのが辛いらしい。
それに対して例をあげながら
「それは相手に申し訳ないからと思いたいだけで、本当は自分が途中で投げ出したと相手に思われたくないだけだ。」
「そんな情は何のためにもならない」
「それはない方がいいような小さいプライドを隠したいだけだ。」
などと言うたびに友人の状況がイメージ画像で見えた上にパコンと自分の過去の状況画像がスタンプで押されるみたいに重なる。
その度に自分の中の「嘘」が浮かび上がる。
誰かの為、何かの為に一生懸命やっている気になっていた自分自身の嘘っぽさがありありと感じられるのだ。
しかも何の罪悪感や嫌悪感や羞恥心も感じることなく、「なるほどね~」みたいな感じで・・・。
例えば義理の母や義理の弟のことを考えて必死にやっているつもりになっていた過去の自分、仕事で何かの為に一生懸命に❗なんて思っていた時期の画像がパコンパコンと重なる。
それを恥ずかしく感じる自分も、「くだらないプライドだ」と笑う気も何も出てこないが、ただただ自分を生き苦しくしていたのはこの「思考の嘘」だとわかる。
初めての感覚と経験だ。
その日、鑑定の帰りに見るいつもの光景がいつもよりずっと優しくみえた。
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