待ちに待っていた、幼女軍の撤退。
苦悩の日々


結局3ヶ月近くステイしていた妹及びその娘2人だが、結局「お世話になります」も「お世話になりました」も無く、ぬーっと現れては散々暴れて散らかし、サクッと消えて行った。

奴らが来て2週間ほどはなんとかウェルカムモードを保てていたが、丁度こちらもテレワークが終了してからは地獄だった。
もうおはようからお休みまで、兎に角酷い騒音。家の中はダッシュで駆け回り、騒音おばさん宜しく、何故かいちいち吠えるように喋る。勝手に転んでは火が付いたように泣き、姉妹喧嘩をしては世界が終わるかのように泣き。
また便所に入るとこれまたダッシュでやってきてドアノブをガチャガチャと回したり、部屋の扉をバンバンと叩くハードなラップ音のようなホラー演出もデフォ。落ち着いてウンコもできやしなかった。
そんな幼子の様子に被せて「うるさい!」と怒鳴る妹も二重でやかましかったりする中、次々と破壊される家屋や家財。また散らかしまくった遊具を不意に踏んでしまっては、「痛っ!」と涙目になったり。これらすら氷山の一角だった日常に、すっかり心は擦り減ってしまった。

原因は明白でそれを正す責任感にも駆られたが、あまりにも度を越した非常識感に、なんかもう関わる事をやめようと思った。ひたすら無言と無関心を貫くことで、妹とはもう縁を切ろうかなと。

そんな静かな抵抗を続けて、ようやく取り戻した静寂の夜。こんなにもここが快適だったなんて。。迂闊にも自室で一杯やっただけで、チルアウトしそうになった。

なまじウンコに行く事も部屋から出ることも控える為に兎に角食事を減らした結果、期間中体重は5kg減った。
久しぶりに母親の顔をまともに見た気もしたが、「なんか痩せた?」とか言いやがって。お陰様でな!