「しまむら」へ行った。

そう。本日7/24は、3期アニメ が決定された「ごちうさ」のコラボ商品の発売日なのだから!

経験上この手の取り組みは、事前に練り上げる作戦が最重要となる。
まずは「くまみこ」4話を再確認することで、「しまむら」の業態をチェック。戦場を知ってこそ、戦士は最高のパフォーマンスを発揮できるもいうもの。
そんな戦いの基礎知識をコメディアニメのパロディシーンから得るあたりはどうかという話だが、これでいいのだ。40過ぎのオッさんが美少女アニメのグッズ買いを勇んで行う為には、そういうマインドコントロールもまた必須であるからだ。

開店10時の「しまむら」だが、10時半の大名参戦。この場合注意が必要なのは、間違っても開店前待機及び開店直後の雪崩込みは御法度だということ。
まずオタクなんていう社会のカスは堅気の皆様に迷惑など掛けてはならないのだが、こういうイベント事には必ず出現する一定数のキチ者の存在を認めること。
そんな輩と同列に並ぶというのはヒトとして超えてはいけない一線と意識し、これによって目当てのアイテムをロスしても尚受け入れるべき現実としなければいけない。ていうか取りこぼしたらネットで取り寄せればええやんという保険ありきを踏まえれば、そんなまっしぐら感は本来不用なはずなのだ。別にタイミングを「初日」に照準を合わせずとも、売上さえ立てば作品にもお店にも貢献できるのだから。

とは言え到着時にそこそこ埋まっていた駐車場には、若干の危機感を覚えたところからスタート。それとなく車両や乗降する人人に目をやれば、なんとなく“こっち側”の種であるような気もしてくる。
開店後30分も経てば上記「マッシグラー」らをやり過ごすのに充分であるはずだが、真のクズはそんな勝負日ですら遅刻するので、これはひょっとするとむしろ今こそ激アツタイムだったのかも知れないと覚悟を決めた。

呼吸を整えて、いざ入店。
鷹の目スコープで店内及び客をチェックしつつ、店内の半ばほどまで歩を進める。どうやらグッズを集中的に展開しているパターンでは無く、それぞれジャンル毎の売り場に陳列しているようだ。

プロ(気分は)の見切りを果たしたら、あとは効率的にアイテムを回収していくのみ。
購入予定リストを頭の中で短く確認し、まずはスリッパ、お次はクッション‥という具合に、ミッションは順調。この際やはり注意が必要なのは、通路上で他のお客さんとバッティングしないこと。
自分のようなクソオタクが店内の酸素を消費しているだけでも申し訳ないのに、その醜き存在が一般人様の視界に入ることなど痴がましい。あまつさえ他者の進路妨害などは極刑に値すると心得ているので、最終ステージのTシャツ売り場でボーッとしていた学のないガンジーみたいな爺さんの存在は手強かった。運良く数分で立ち退いていただけたが、こっちは強モードになれないパックマンなのだから。こうしてひたすらゴーストから逃げ回ってのアイテム回収も、なんとか遂げる事ができた。入店前に危惧していたライバル登場や食い荒らしなどは一切無く、完全なる独り相撲というか無駄なバーチャルアドベンチャーだった。

戦利品の紹介。
まずはスリッパ。
単キャラ毎のデザインパターンしかなく、これには少々葛藤があった。
前日会議ではチノちゃんにしようと決めていたのだが、いざ現物を目の前にしたら千夜ちゃんがいいなとカードイン。使用上汚れが目立ちにくい色合いだと感じたことと、別件で直前にしゅが美ちゃんへ再萌えしていた意識が重なって。しかしガンジー待ちの暇潰しでブツを手に取ると、思っていたよりチープなクォリティだなと。価格相応と言えばそれまでだが、それならクィーンオブチープのシャロたんが相応しい気がして。
摩擦感の薄い裏面のチープさを生かし、これは畳のマイルームで使用することに決定。こうした直感は割と正しかったりするもので、もし何も気付かず他キャラスリッパを通常使いしていた場合、完全に神隠しに遭っていたなと。最近我が家に住んでいる妖精の存在

で、次々とモノが消える不可思議環境であるから。

次はビーズクッションだ。
ビーズクッションはコレ1種であり、迷いもなくゲット。ビーズ粒子は細かく生地はツルツルなので、色んな隙間にもフィットしそう。
しかしプロの使用方法はそういう実用性とは異なり、コレは頭の上に乗せて「チノちゃん体験チャレンジ」にのみ活用する。実際のアンゴラウサギは2.5〜3kg程度らしいが、コレはどう見積もっても300g程度。改造して水袋でも詰めてみようかと画策している。

そしてTシャツ。
2種どちらも生地は共通のようで、繰り返し着るには心許ない感触だった。まあ千円以下ですし。ぶっちゃけデザインもあんま好きじゃないので、そもそも身に纏うというのも躊躇われる。部屋の飾りに決定。

こうして「しまむら夏の陣」は完勝したものの、一応8万人ほどが住む渋川市がこんなに余裕で良いのかという疑問も。「しまむら」のデザインモノは一品置きが基本で、在庫は抱えないはずなんだけどなあ。

取り敢えずなんか業は重ねてしまった気がするので、午後は墓の草むしりをする。