カサブランカからラバトへ。
商業都市のカサブランカに対して、行政都市ラバトは別名“庭園都市”と呼ばれるのにふさわしく、ヤシの並木通りや緑豊かな公園が広がっている。
フランス保護国となった1912年に、それまでの首都フェズに代わってモロッコの首都となった。
ラバトでの見どころは、フランスから独立を勝ち取った元国王ムハンマド5世の霊廟。
そう、現在の国王ムハンマド6世の祖父にあたる。
ムハンマド5世が1961年に没した後、1973年に完成した、モロッコの伝統的な建築技術と彫刻が美しく調和している傑作だ。
霊廟の4つの入口と廟内の四隅には、真紅の衣装をまとった衛兵が立っている。
廟内はきらびやかで、とりわけ天井のステンドグラスのような金色のランプと白い石の棺が美しい。
そして、未完のハッサンの塔。
1195年、ムワッヒド朝のヤクーブ・マンスールがモスクの建設に着手したが、その4年後に死亡して工事は中断。
完成したら88mになるはずだったハッサンの塔は現在の44mで未完のままとなっている。
完成していたら、スペイン・セビリアのヒラルダの塔(97m)、マラケシュのクトゥビアの塔(77m)と並ぶ世界最大級を誇る塔(ミナレット)になっていた。
比較的、あたらしい街であるせいか・・・、もしくはこのハッサンの塔をはじめとするモスクが完成していなかったせいか・・・、世界遺産には登録されていない。
さあ、次はメクネス。
そうです、17~18世紀、アラウィー朝の首都として栄華を極めた古都に行きます。
