昨日、なんとなく本屋に入ったら、“自省録”という本を見つけたので、なんとなく買ってしまった。
“自省録”という本は、ローマ帝国第16代皇帝のマルクス・アウレリウスが書いたもの・・・ということは、なんとなく知っていたもので・・・・。
第16代皇帝マルクス・アウレリウスは、ローマ帝国の五賢帝時代と言われた5人の皇帝の中のひとり、それも5人の中の最後の皇帝だ。
第12代皇帝ネルヴァが就任した96年から、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニウス・ピウスと続き、161年に第16代皇帝マルクス・アウレリウスが就任し、ゲルマニアとの戦いの後、現在のウィーンで病に倒れる180年までの約90年間を五賢帝の時代と呼ばれている。
すなわち、歴史家ギボンが“人類が最も幸福であった時代”と称し、“パクス・ロマーナ”と呼ばれている五賢帝の時代の最後の皇帝であり、この後、崩壊に向かうローマ帝国を支えた皇帝である。
第16代皇帝マルクス・アウレリウスは、戦よりも哲学を好んだ慈悲深い皇帝であったが、トラヤヌス皇帝の時代にローマ帝国最大の版図といわれるまでに領土を拡大したことによる問題が多発するなど、戦争と病気に悩ませられる時代を迎えていた。
このため、ストア派の哲学者でもあったマルクス・アウレリウスは、理想主義的傾向と現実に起こる問題との間で苦悩の人生を過ごさざるを得なかった。
そんな皇帝が、皇帝としての職務をつかさどり、戦争に従事しながら、折りにふれて心に浮かんだ感慨や思想、自省自戒の言葉などを断片的に書き留めた手記、つまりメモのようなものがこの“自省録”と言われている。
原題が『自分自身に TA EIS HEAUTON』というギリシャ語でかかれたものであり、元来は、他人に見せるために書かれたものではないといわれている。
しかしながら、この手記が「古代精神の最も高い倫理的産物として評価され、生を受けた者の中でも最も高貴な魂がこの書の中で息づいており、その魂のたぐいまれな真実さがつねにあらたに我々の心を打つものとして、古今を通じて多くの人の心の糧となってきた」という書評を見ては、読まない訳にいかない・・・と思い、思わず買ってしまったという次第・・・。
なんだか、難しそうだけど・・・・・、さあ、読むぞ・・・・。
何かいいことが書いてあったら、また、ご紹介いたします。
