2025.7臨時号NO.229 はんりゅう VSさんりゅう
6/3の韓国大統領選挙の一週間後にソウルを訪れた。大統領選後の韓国社会の様子を視察に行った訳ではない。
私自身両手ほどではないが、これまで片手以上にはソウルに訪れている。最初に訪れたのは35年前のバブルの頃。崩落したピンク色の百貨店にも訪れていた。当時ちょっとした日本ブームがあり、日式うどん店木曽屋にも視察した(日本の木曽路グループが進出したと思ったが無関係)。お嬢様学校梨花女子大学近くでスイーツの店を外から覗いたが、まだ生クリームではなくバタークリームのショートケーキが陳列されていた。日本より10数年遅れていると感じた。生クリームのケーキ店を出せば流行ると思ったものだ。
それが今や「進化系クロワッサン」、「グリークヨーグルト」、猫プリンなど日本に情報発信するほど進化している。韓国は、この間一人当たりのGDPが日本を上回るほど経済成長した(グルメ、コスメ、エンタメは盛況。ただ、スポーツの分野では、野球、サッカーにおいて日本と拮抗していたが、最近日本と差が付きつつある。世界を席巻してきた女子ゴルフにおいても翳りが見受けられる)。
これまでにも何度か妻に声をかけたが、韓国は反日との先入観とともに不埒な殿方の遊ぶ所との思いがあったのか韓国に全然関心を示さなかった。そんな妻が最近韓流ドラマに嵌り、昨秋韓国に行ってみたいと言い出した。最近私との旅行は不愉快になるだけと嫌がっていた妻が。
気が変わらぬうちにと早速手配に着手した。いつも6ヶ月前には行程表を作り手配を開始する。それで6月訪問に向け飛行機とホテルとのパック商品を予約した。何ともバッドタイミングであった。予約したのが昨年12/3。その数時間後に韓国尹大統領が非常戒厳を宣布した。
年金生活者にとって二人で5万円前後のキャンセル料は痛い。様子を見ることにした。
尹大統領の非常戒厳による政治クーデーターは失敗に帰し、憲法裁判所の弾劾裁判の対象、内乱の首謀者の被疑者となった。これに対し、尹大統領を支持する一部の極右が暴徒化しソウル西部地裁を襲撃した。弾劾が可決されればさらなる大きな事態が懸念されたが、警察の警備が万全だったのか、可決されても大きな混乱は見られなかった。
尹大統領の失職を受けての大統領選挙は6/3と決まった。訪韓の1週間前に当たるが、国民が拒絶感をもつ非常戒厳を起こした保守派が不利である中候補擁立で一本化出来ない(韓国通の鈴置高史氏は李俊錫候補が次を狙っているので一本化に応じないと言っていた)ことから進歩派の李在明氏が有利な状況にあった。さらに李在明候補は中道層を取り込むため反日姿勢を引っ込めていた。
大統領選は大方の予想通りに終わった。李在明新大統領は4つの事件の被告人であり、6/18には早くも高裁差し戻しの裁判があり混乱が予想された。が、与党になった国民の力は数を頼んで臨時国会で「大統領に当選した被告の刑事裁判を在任中は中断する」条項を盛り込ませる刑事訴訟法改正案を可決させると見られた。が、その前に高裁が「不訴追特権」を適用し、混乱は回避された。
1週間後の平日での滞在でもあり、デモや集会が行われる場所に近づかさえしなければ問題は起きないだろうと判断し予定通り6/10から訪韓することに決めた。進歩派の大統領が誕生してもいきなりソウル商人たちが反日姿勢に変わるはずもないとも思ったし。
6/10の14時頃明洞に着いたが、平日なのに繁華街はごった返していた。大統領選の影響は微塵も感じなかった。日本人観光客も多くいた(韓国ではマスクをしている人はおらず日本人もマスクをしていない。日本語が飛び交うことで判断した)。タクシーの運転手さんに聞くと、大統領選当日前後は日本人は少なかったとのこと。
明洞のマクドナルドのチラシを見ると、ビックマックの単品が5,500W。日本円に換算すると583円(10,000W=1,060円) か。日本は480円なので、韓国の方が物価が高かそうだ(地下鉄、タクシー等交通インフラは安いが)。10年前は韓国の物価は日本の2/3と言われていたのに。
観光と言えるほどの時間的余裕はなかったが、妻はピョルマダン図書館(江南の三成洞)、明洞大聖堂(明洞)には一見の価値があると言った。図書館はCOEXモールの中心に位置する地下1階から地上1階までのオープンな吹き抜け部分にあり、巨大な本棚群(蔵書5万冊)の壮観さに目を引く。キリスト教に縁のない我が夫婦は明洞大聖堂のステンドグラスが素晴らしいと感じたが、残念ながら写真撮影が禁止されていた。
私自身は日本庶民の御用達グルメ店への再訪を楽しみにしていた。カンジャンケジャン(渡り蟹の醤油漬け)の真味食堂(麻浦・孔徳)は相変わらずの美味しさであった(予約がマストで予約代行に依頼した)。アワビ粥の多味粥(明洞)は移転前の店の方が良かったと思った。細い路地の先にある明洞多島海鮮に立ち寄ると廃墟になっていた。日本人御用達の店の方がコロナ禍の影響を大きく受け、明暗が別れているようだ。
今回にて私が初めて気づいたことは、明洞夜市場(台湾の夜市)を探索していた時20時になろうとするのにまだ明るかったことだ。今まで韓国とは時差もないことから何となく東京と同じと思っていたが、ソウルと東京では日没が1時間も違う。
ソウルは東経126°59′、北緯37°34′ で日没は19:54。東京は東経139°41′、北緯35°41′で日没は18:58 。経度で1度東に進む毎に、時間にして4分ずつ日没が早くなるという。経度は13度違うからそれで52分も違ってくる。
さらに、6/11いきなり警報音が鳴り響きスマホを見ると、「緊急速報」と漢字で書かれていた(本文はハングルで分らず)。大地震か政変かと訝り直ぐにフロントに確認したが、警察が明洞周辺の人々に人探しの協力を求めるメールだという。何も外国の観光客にまで送らなくても思うが、システム的に無理なのか。ともあれ韓国事情を垣間見た。
現職大統領が非常戒厳を宣布して民主主義を危機に晒し、韓国社会が混乱に陥ったことからWOWOWにおいても5月に韓流映画「韓国の民主化」の特集を組んでいた。
史実に沿って並べると、1979年10月26日に起きた朴正熙大統領暗殺事件を再現した『KCIA 南山の部長たち』(2020年公開)。独裁軍事政権が倒れ民主化が期待され、そう呼ばれた『ソウルの春』(2023年公開)。軍の中で全斗煥率いる反乱軍が鎮圧軍のと戦いに勝利しクーデターが成功したため、ソウルの春は桜のごとく早く散ることになる。
1980年5月17日クーデーターにより既に全軍を掌握した全斗煥による戒厳令が発令され、それに対する反発から翌日の光州市での民主化を要求する市民が多数虐殺された『光州5・18』(2007年公開) 。全斗煥軍部独裁政権が大統領直接選挙への改憲を求める民衆を弾圧した『1987、ある闘いの真実』 (2017年)。全斗煥が院政を引くべく親友の盧泰愚大統領に禅定すべく改憲を拒否した「4・13護憲措置」 を発表し、さらに民主化を求めるソウル大学生が治安本部にて拷問され、それが隠ぺいされたことから、独裁政権への抗議が全国的に広がった。全斗煥大統領は大統領直接選挙制改憲実現などの一連の民主化措置を約束する「6・29宣言」をせざるを得なくなった。市民側の勝利。
『KCIA 南山の部長たち』は映画館で、『光州5・18』はWOWOWで前に観ていたが、今回『1987、ある闘いの真実』 と『ソウルの春』を観た。
韓国の民主主義は市民が多大な犠牲を払った上で勝ち取ったことが分る。日本の民主主義の移行に犠牲を払ったことはなかったのか。戦後GHQが戦前の軍部主導の全体主義体制を崩壊させるために民主主義を植え付けた。
戦争に日本が負けていなかったら軍部主導の政治体制は変わらなかった。いわば、“豊かな北朝鮮”というところか。徴兵制も存続し、国に盾突けば特高警察や憲兵に拷問・弾圧されていたことだろう。
日本は市民が勝ち取ったとは言えないが、中国、満州、東南アジアでの戦闘、悲惨な沖縄での地上戦、本土での大空襲、広島・長崎への原爆投下などにおいて韓国民主化に伴う犠牲者よりはるかに多い日本人が犠牲となった。日本は民主主義を得る為に多大かつ無残な代償を払ったとみることもできるだろう。今の若者にはそんな認識はないだろうが。
連合国軍最高司令官マッカーサーによって、天皇制を存続させただけではなく、戦勝国からの日本に対する分割統治要求を退け実質米国の一括間接支配により、ソ連による北海道分割統治が阻止された。その身代わりとばかりに朝鮮半島が38度線を境に分断された(日本からすれば南朝鮮としての韓国は共産圏からの脅威に対する壁となってくれたと言える)。
1950年に勃発した朝鮮戦争は停戦し休戦協定が結ばれるも終戦を意味する平和条約が結ばれていない。いまだ韓国は北朝鮮と戦争状態にあると言える。北朝鮮に与した、与させられた者は疎外され、そこに韓国民の分断の根っこがあるのか。今も徴兵制度により若者男子は2年弱の兵役に服している(世界的な人気グループBTSのメンバーさえも)。男女間の分断の一つの要因になっている。
緊張感ある環境に加え軍事独裁政権から民主化を勝ち取ったことから韓国民の政治的民度は高い。大統領を直接選ぶことからも大統領選も大きな盛り上がりを見せる。今回の投票率はほぼ80%だとか。
ただ、大統領を国民が直接選ぶ直接選挙の問題点が浮彫になっている。政治家経験のない者がいきなり大統領になり、国を混乱させる。米国のトランプ大統領(1.0)しかり。以前は自由と平等に反するが、共和党の重鎮がそんな素人のポピュリストの出馬を阻止していたのだが。ウクライナではコメディアンから大統領になったゼレンスキー氏が自身の保身の為に戦争に舵を切った。検事出身の韓国尹前大統領は非常戒厳を宣布した。まさか文民大統領が。軍部の戒厳令によるクーデーターの悪夢を国民は蘇らせたであろう。
さらに、裁判で有罪判決を受けたものが、米・韓で大統領になれる。日本では考えられないことだが。
日本は、首相は間接選挙。憲法第67号にて「内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する。」 と定められている。
過去から日本も直接選挙「首相公選制」との声が何度か上がったが、海外の状況を見れば、公選制を導入しなくて良かったのではないか。
日本国民は自ら勝ち取ったとの意識はない。終戦が傘寿を迎えた今の若者は民主主義は当たり前のものとなっている。民主主義は壊れるとの不安も抱いていない。政治に対する関心は低い。
その一方で、中途半端な民主主義では、戦前の全体主義体制における「お上に逆らってはいけない」との因習が残っているか。政権に不満ががあっても声を上げにくい。メディアも及び腰(長期政権を許し日本を地盤沈下させた)。
芸能人に政治的発言を許さない風潮も日本の政治が盛り上がらない要因の一つかも知れない。米国ではトランプ大統領に対して敵対的な態度のロックスター・ブルース・スプリングスティーン氏や民主党支持を訴える世界的人気歌手テイラー・スイフトさんを初め芸能人は積極的に政治的発言をする。韓国も人気スターの政治的発言に対して、発言するより、しない方が批判される。
日本では、いまだに芸能人が政治的発言することをよしとしない。2020年「♯検察庁法改正案に抗議します」とのハッシュタグが立ち珍しく大勢の芸能人が抗議の声を挙げたが。それに対して「芸能人は政治に口出しするな」と人気歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんが右派からの攻撃ターゲットとされた(メディアは、報道しても、その攻撃に対して声高に批判することはない)。これを見て芸能人たちのマネジャーは政治発言は慎むようにとアドバイスしたのではないか。
直接政治的発言をしなくてもである。俳優の佐藤浩市氏が、映画『空母いぶき』(2019年公開)の公開前インタビューでをめぐって、総理大臣役を演じるにあたり、「彼(劇中の総理大臣)はストレスに弱くて、すぐにお腹を下してしまうっていう設定にしてもらったんです」と答えたという。安倍首相をモデルにとか揶揄する発言はしていない。それなのに右派の作家は「三流役者が、えらそうに!」と言い放ち、出版社の社長が「最初から首相を貶(おとし)める政治的な目的で首相役を演じている映画など観たくもない」と批判したという。
佐藤氏発言を誤解あるいは曲解したとしても、許される批判は、「首相を批判するのは自由だが、持病を揶揄するのは人としていかがなものか」ぐらいなのに。
日本の政治的民度に加え、大統領直接選挙の動向をみて、首相を直接選挙で選ぶことは避けるべきであると誰しもそう思うのではないか。しかし、現実には日本も直接選挙に近いものになっているのである。
先の自民党総裁選にて、自民党国会議員の中で嫌われている二人が総裁の椅子を争った。石破茂議員と高市早苗議員との間にて決戦投票が。どちらがまだましかとの選択に終わる。
そして、石破自民党総裁が内閣総理大臣に就任した。それで我々国民はなぜ石破氏が嫌われているのかを理解することになる。
高齢化社会にて医療費が年々高騰していく中高額療養費制度の自己負担上限額引き上げが先送りされた。
厚労省が受益者負担を引き上げること自体は悪いとは言えない。それが患者たちにどんな影響があるか考えるのが政治家の役割。公表する前に厚労省とよくその辺を詰める必要がある。それで決まれば、首相は一旦表明した限り反対意見が出ててもよほどのことがない限り押し通すものではないのか。
それが、野党や患者などから反対意見が出ると、初めて気が付いたのか、もしくは高を括っていたのか、「長期的に治療を要する患者の負担額を増やさず据え置き」と方針変更する。そしてまた「8月に引き上げはするが、来年度以降は再検討」とさらに方針を変更する。それも「8月からの上限額引き上げを見送る」と再々方針変更し、結局問題の先送り。国民からだけではなく、医療保険財政の逼迫に苦慮する厚労省からも信頼を失う。
先の衆議院選挙にて少数与党に転落した主因とも言える「非公認候補にも実質2,000万円の支給」に対してメディアが批判すると怒りをみせ、唯一の味方である国民を敵に回す。参議院選挙を前に野党が求める「消費税減税」をしないとする首相に野党が何もしていないと詰め寄られれば、気色ばむ。優柔不断だが、プライドを傷つけられたら感情を露わにするのか。
信念がないのか、信念があっても貫くをことが出来ないのか、石破総理が所信表明で言及した石橋(湛山)元総理と石破総理は一字違いで大違い。
参議院議員の半数が任期満了を迎える7/28より前(7/20?)に参議院選挙が行われる。消費税減税、基礎年金の底上げ等を要求する野党に対する石破首相の答弁はまるで財務省官僚の様。視聴者の印象はすこぶる悪かった。それでも筋を通せばよいのに、参院選対策として低所得者だけならまだしも無意味な富裕層にも2万円給付という、いわゆる“ばら撒き”をする。物価高は安倍首相ー黒田日銀総裁体制による国債の乱発と(財政ファイナンスと呼ぶべき)日銀引き受けにより日本財政への国際的信頼が低下したことによる円安が主因なのに。
筋を通さない嫌われ者は存在価値が問われてしまう。
石破降ろしの急先鋒旧安倍派参議院議員西田昌司氏が意図不明の「ひめゆりの塔」発言で自爆。政権ではなく自民党自体を破損。
参議院選挙でも自民党は惨敗するのではないか。与党が続くとしても、石破総理・総裁は辞任することになるだろうと思った。
そうなると、いつも「次の総裁に誰がよいか」とのアンケートでは、メディアがどんな調査をしているか分らないが、WEB上には河野太郎元デジタル大臣や小泉進次郎農水大臣の名が上位に挙がる。私などはこんな政治的民度では直接選挙は到底無理と思っていた。
前総裁選の折には、河野氏に代わって石破氏の名が浮上していた。石破氏は党内野党的な立場で批判しているのを正論を吐いていると皮相的に好感を覚えたのであろう。
自民党の総裁を決めるのだからどんな決め方をしようと勝手とはいえ、実質自民党総裁=内閣総理大臣と言える。ならば、総裁選に党員・党友を参加させるのはどうなのか(辞任の場合は任期満了とは違い党員・党友のウエイトは小さくなるが)。前総裁選で嫌われ者同士の決戦になったことを見ても。
「党員」でも問題があるのに「党友」までも。自民党のファンクラブ会員に過ぎないのに「総裁選への参画」という特典が与えられている。AKB選抜総選挙の投票権じゃあるまいに。
前にも述べたが、自民党総裁選を本選に進む候補を決める予備選(直接選挙)と総裁を選ぶ本選(間接選挙)の二つに分ける。予備選は党員・党友も参加させることにする。本選では予備選の1位~5位までの候補者の中から「国会議員だけ」で投票させる。過半数に達する候補者がいない時は上位2名の決戦投票とすべきではないか。
ところが、最近風向きが変わってきた。石破政権の支持率が下がり続ける中米価は高騰し続け国民から不満が上がる中江藤前農水大臣が「米を買ったことがない」との軽率発言が、政権をさらに窮地にと思われた。が、何と「禍い転じて福となす」の事態に。
石破首相は後任に人気のある小泉進次郎元農水大臣を起用した。小泉大臣の緊急時における随時契約における安価な備蓄米の放出に庶民は大歓迎。父親を彷彿させる「小泉劇場」の様相を呈している。石破政権の支持率も少し回復した。
私が生まれた1950年に池田隼人大蔵大臣が米価高騰の折「貧乏人は麦を食え」と言ったと曲解報道され、辞任に追い込まれた。今回の備蓄米放出はいわば緊急避難的措置であり、米価高騰の抜本的な解決策ではない。ブランド米はともかくブレンド米が庶民の口に入りづらい状況が続けば、「貧乏人は備蓄米(古米)を食え」と言うのかと庶民は非難し出すだろう。ただ、それは参院選が終わったその先だろう。
小泉大臣は参院選の選挙の顔となると皆そう思うだろう。しかし、選挙目当てで小泉大臣を首相にするようなマネはしてはならぬ(私は小泉大臣が首相になることは望んでいない。が、いい様に利用されてつぶされることも見たくない)。
国民が国の顔にもなってほしいと思うなら、天才宰相田中角栄でさえも階段を登った、幹事長、大蔵(現財務)大臣、外務大臣への王道を踏ませなければ。それに小泉大臣が合格しなければ(父親の純一郎元総理が総裁選出馬は50歳を過ぎてからと忠告するのはそういう意味だろう)。
世襲を王道の過程をすっ飛ばす免罪符にしてはいけない。
一方、野党にはアゲインストの風が吹いてきている。支持率が高かった国民民主党も「好事魔多し」で玉木雄一郎代表自ら不倫問題起こして以降参院選への問題候補の擁立や玉木代表の備蓄米「エサ米」発言等で支持率を急落させている。
内閣不信任案を出し可決されるなら石破政権は衆参同時解散選挙に打って出るのが分っているのに、これ以上支持率が下がる前にと思うのか玉木代表は犬猿?の立憲民主党に内閣不信任案の提出を呼びかける。頭は良いが自身が一番大事なナルシスト?の玉木代表は公僕である政治家や官僚には向いていないと私はそう思う。
野党第一党立憲民主党は参院選を前にアピール出来る成果がないことから、自公が丸呑みした年金制度改革法案でポイントを稼ぐつもりが、「あんこのないアンパンに毒入りあんこを入れたのか」かと厚生年金の積立金活用による基礎年金の底上げが「厚生年金の流用」とネット民からバッシングを受け、裏目となった。
このような情勢と自民党との大同連立も噂されている中では、党内から強い要請もあるが野田佳彦代表は内閣不信任案の提出はしないのではないかと思ったが、昨晩野田代表は不信任案の提出は見送ると表明した。
かくして、参院選は自公で過半数を確保し、石破政権は延命の芽が出てきた。同じ嫌われるのなら、“石不破”ではなく、石のような殻を破り石破色を出せばと思う。メディアに「嫌われ者世に憚る」と言われるほどに。
(次回230号は7/10アップ予定)