ゴールデンウィークの後半は
東北へ旅にでました
車でロングドライブ
気仙沼まで
東日本震災に何か出来る事ないかぁ
と、思いつつ、時間はどんどん経ち
東北が実家の友人達に聞くと
「是非、旅行して」と
「旅行して現地を訪れて
お金を落としていくのが1番いい」
今の私は直接的な事は何も出来ないし
震災の時、私は海の向こうに住んでいました
契約している日本のケーブルテレビを通じて
津波が襲う様子を画面越しから
観ていました
私の日本の友人
カナダで東北出身の友達の家族やその友人
職場の人の家族や友人
毎日、安否の確認
カナダ人や海外からのお客様にも
「あなたの家族は大丈夫？日本はどうなってる？」
と日々沢山の方達に
日本を気遣ってもらいました
あの不安な日々は鮮明に思い出せます
海外に居ると、日本に居るときより
日本の事を考えます
当時私は
月一で東北放送で海外情報を
ラジオで発信するコーナーを担当していました
始めてから3年
そして
震災1ヶ月後に
出演依頼が来ました
でも、始めはお断りしました
「大変な時に海外の話しなんて」
と、困惑する私に
担当ディレクターは
「皆さん、前向きに頑張っているので
是非、楽しい話をして下さい」と
何を話したか忘れてしまいました
その後も何度かお話しさせて頂きました
日本へ帰る事になり
仙台に実家がある友人にバトンタッチ
同じ東北出身者が
海外で頑張ってるお話しもきっと楽しいし、
応援になるだろうと
「そう言う事なら、って」
友人が受けてくれました
そんなご縁で勝手に近く感じていた東北
前振りが長くなりましたが
気仙沼
今年3月のオープン
東日本震災伝承館
津波の被害を観て感じる事ができます
始めに待合室で待機
順番に
シアターで被害映像をみんなで観ます
終了後に校舎内見学スタート
海洋高校、被害を受けた建物を保存
見学出来るように補強してあります
柵があるので、物を触ったりは出来ません
水の力って凄いし、怖い
三階に車
教室には流木
ノートには当時の生徒の書いた文字がそのまま
4階の床25センチまで海水が来たそう
遠くに見える海
その海水がこの高さの足元まで
屋上から
遠くに見える海は穏やかなのに
体育館は屋根ごと、床も見えないですよね
校舎の間に挟まれた家財や車
被害を観てもらう為にそのまま
保存されています
水の高さが校舎に跡をはっきり残しています
当時の生徒は近くのお寺に避難し
全員無事だったそうです
見学を終わって
いや〜泣いちゃいました
複雑な感情を言葉にする事は
とてもとても難しくて
本当に難しくて
でも、
一生懸命生きよう
自然災害が他国より多い日本
これは他人事はないです
来れて良かったです