ことばの物語
≪かたいⅡ-固・硬・難≫
<かたいの使い分け>
堅ー脆の対。
中まで詰まって形が変わらない。
固ー全体が強くて形が変わらないようす。
硬ー軟の対。
力を加えても形が変わらないようす。
※字を見てみると、かたい土が古くなって石
になる、そんな流れのように思われますね。
難ー易の対。
物事を行うのが難しい。○○しがたし。
固ーかためる・かたまる・かたい・コ
字の成り立ちは「□=城郭」に「古=かたい」
で、城郭のかたい守りの意味から。
<こじ>
固辞~かたく断る。辞退する。
固持~意見などをかたく守って変えない。
<こしつ>
固疾=痼疾~長い間なおらない病気。
固執~執着して捨てたり変えたりしない。
頑固一徹(がんこいってつ)
非常にかたくなで、一度決めたらあくまでも
自分の考えや態度を変えようとしないさま。
頑迷固陋(がんめいころう)
頑固で視野が狭く、自分の考え方に固執して、
正しい判断ができないこと。
頑迷はかたくなで道理に暗いこと。
固陋はかたくなで見識が狭いこと。
「そんなこともあるある」と柔軟にならない
とね。そのためにはいろんなことを見聞きす
ることでありますね。頑固爺はいても頑固婆
は少ないのは、女性の好奇心の効用であり
ます。
硬ーかたい・コウ
字の成り立ちは「石」に「更=かたくてつよい」
で、更が「あらためる」の意味に使われるよう
になって、区別するために石を付したもの。
硬骨(こうこつ)
硬い骨。意志が強くてたやすく人に屈しない
こと。
硬水(こうすい)
カルシュウム塩、マグネシュウム塩などの鉱
物質を含む水。
石鹸が溶けにくい水でもあります。
硬派(こうは)
強い意志を持つ一派。
次に以下の説明がありました。
好んで正義を主張し、時に暴力振るう。
何か反社会的世界の人のようですね。違いは、
そこに正義があるかどうかであります。
難ーかたい・むずかしい・ナン
字の成り立ちは「菫=火などのわざわいにあ
って祈る巫女の象形」に「隹=とり」で、わ
ざわいにでくわして鳥を供えて祈るさまから、
かたい、わざわいの意味。
<なんぎ>
難疑
欠点を非難し、疑問の点をたずねきわめる。
難儀
なやみ・くるしみ。むずかしいこと。わずら
わしいこと(面倒・迷惑)。
まずしいこと(困窮)
艱難汝を玉にする
人間は困難や苦労を経験することで、初めて
立派な人物に成長する。
地中から掘り出された粗玉(あらたま)が、磨
かれて美しい玉になるという意から。
(逆境は人を賢明にするが金持ちにはしない
という西洋の諺の意訳)
昨今の「金持ち=優秀」という評価、考え直
さないとね。
今日一日幸運でありますように
誤字脱字ご容赦ください。
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 成語林(Obunsha)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
ことばの事典(講談社/日置昌一・日置英剛)
新明解語源辞典(三省堂) ことわざ辞典(Gakken)
字訓:白川静著(平凡社)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
教辞典(誠信書房)
暮らしのことば 語源辞典(講談社)
