ことばの物語
〖日常の仏教語〗
内証 ないしょ(=内緒)・ないしょう
(日常語)・表向きにせず、こっそりすること。
秘密・内密
・うちわの事情。特に暮らし向きをいいます。
(仏教)
「ないしょう」といい、自己の心のうちで真理を悟
ることで、他人に言葉で説明できな悟りを意味し
ます。職人の技術と同じように、体得するしかない
のであります。長年積み重ねられた技術の向上の
ように、さらなる神髄に向かうことですね。
だから修行と言うのであります。
入室 にゅうしつ
(日常語)・たんに部屋に入ること。⇔退室
・研究室の一員になること。
(仏教)
・禅宗で師の部屋に入り、修行の教えを受けたり
自己の修行の成果を試してもらうこと。
・真言宗で灌頂を受けて師の仏教の教えを継承する
こと。
※灌頂・・・「灌=そそぐ」に「頭頂」で、菩薩の
最終位に入る時、仏が智慧の水をそそぐことと
されています。
(キリスト教では洗礼の儀式で頭に水を注ぎますね。)
日光・月光菩薩 にっこうがっこうぼさつ
太陽と月の光を象徴した菩薩で、正式には「日光遍照
菩薩」「月光遍照菩薩」といいます。
このニ尊は対で安置されます。
薬師如来の子たちと言われ、この如来の脇侍をつとめ
ます。→薬師三尊
日光菩薩は太陽のような光で苦しみの闇を消し、
月光菩薩はつきのような慈悲に満ちた光で煩悩を消す
といわれます。
三尊の形式は主尊(中尊)と脇侍の組み合わせで、主尊
は「救い主」で、脇侍はそれを具体化する存在であり
ます。
薬師三尊の他に、阿弥陀如来を主尊とし観音菩薩と
勢至菩薩とする
阿弥陀三尊、釈迦如来を主尊とし文殊菩薩と普賢菩
薩を脇侍とする釈迦三尊があります。
涅槃 ねはん
(日常語) 死ぬこと。一般に釈迦の死を指します。
(仏教)
サンスクリット語の「ニルヴァーナ(消えた)の漢訳
で、悟りに至り輪廻転生から解放されることで、解
脱の別称。
煩悩を滅しつくし智慧(菩提)の完成した境地で、究
極的な実践目標とされます。
完全な涅槃を般涅槃(はつねはん)といい、釈迦の
入滅を大般涅槃と言います。
「ニルヴァーナ」は他に滅、寂滅、寂静、不生不滅
と訳されますと。
〖涅槃仏〗
横向きに寝たお釈迦様の像で、入滅する時の姿を
表したもの。
右手を枕にして頭は北向き、顔は西向きに表されま
す。
足の裏には仏教の宇宙観を示す文様が描かれていま
す。
これが、亡くなった人を北枕に寝かせる理由であり
ます。
涅槃仏の目をつぶんているものは既に入滅した姿
で、目を開いている像は最後の説法をしている姿だ
そうです。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝説辞典ー冨山書房・井上義昌編
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)
動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)
中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)
中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫
世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ
ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・
一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫
心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/
親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫
ニッポンの謎学/永岡書店
漢字の話し 上・下/藤堂明保著・朝日選書
