ことばの物語
〖日常の仏教語〗
達者 たっしゃ
(日常語) ・ある道を極めた人。達人。
・ある事に熟達しいてるさま。上手である
さま。→芸達者・口達者。
・体が丈夫で健康なさま。→足腰が達者
別れる時に「達者でね」などと声を掛けますね。
これは「元気でいなさいね」ということであります。
今後長らく会うことも無い思いが込められていて、
また会う時まで元気ていてくださいという気持ちを
表しています。
(仏教)
仏教では真理に達した覚者をさします。
つまり悟りを開いた人や心理に達した人のことであ
ります。
健康を祈る意は、悟りを開くと煩悩から解き放たれ、
悩みもなく不安もない心の状態から、無事であると
言う意味からのようですね。
無事でいてくださいてありますね。
脱落 だつらく
(日常語) ・必要なものが抜け落ちること。
・仲間や集団について行けなくなること。
(仏教)
禅宗において「脱落」は「自我や執着を捨て去り、
煩悩から解放されること」を指します。
日本曹洞宗の道元は「只管打坐(しかんたざ)」と言
い「心身脱落」を重んじます。
脱落には「座禅時脱落」と「𠮟咤脱落」があると。
※𠮟咤脱落は師匠の𠮟咤を通じで悟る瞬間を指します。
他力本願 たりきほんがん
(日常語) ・他人任せ。
・自分は努力せずに期待すること。
(仏教)
浄土教からの言葉で、阿弥陀如来の本願(慈悲)に
よって人々が救済されることをいいます。
「他力は如来の本願なり」(親鸞)
・他力・・・阿弥陀如来の働き
・本願・・・全ての人を救い仏に成らせようと
の願い。
知識 ちしき
(日常語) ・ある物事について知っていること。
・知恵と見識。
・知りあい。
(仏教)
知識とは本来、仏道修行者の指導者・善知識を
言ったもので、その略であります。
後にこれが、仏事や法会に協力する人々全般を
指すようになりました。
何故でしょうか?
それは善業を積むために、寺院や仏像の建立、
福祉事業などに金品を寄進する行為が、指導者
善知識の教えに叶っているというところからだ
そうです。
知恵 ちえ
知恵は仏教では「智慧」と表記し、「真理・悟り
に繋がる究極的な精神作用、心理的な力」を表
し、日常語として使われる「知恵」は、「現実
的な生活、仕事、人間関係に役立つような知性
」であります。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝説辞典ー冨山書房・井上義昌編
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)
動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)
中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)
中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫
世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ
ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・
一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫
心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/
親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫
ニッポンの謎学/永岡書店
漢字の話し 上・下/藤堂明保著・朝日選書
