精霊たちーはがき大ペン画 作品1611 | ザーアートマンのブログ

ザーアートマンのブログ

ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

〖酒〗さけ

 

酒にまつわる話し

中国最初の王朝・夏(カ)王朝(伝説とされる)の始祖

とさける禹(ウ)は伝説の帝・舜(シュン)帝に黄河の

治水を命じられます。それ以来禹は一度も家に帰

ることなく治水工事に励み成功しますが、半身不随

(=偏枯・へんこ)となってしまいます。そして足を引き

ずり飛び跳ねるような歩き方になります。これを禹

歩というそうです。

※〖禹歩〗は道教や民間信仰でこの歩き方は

 雨を降らしたり岩を動かすことが出来ると信じら

 れ、巫者たちが儀式で行ったと。

 

ところで〖酒〗のお話ですが、この禹の身体を癒

そうと儀狄(ぎてき)という者が馥郁たる飲み物を(酒)

を捧げます。これを飲んだ禹は身体が癒され、その

美味しさに感動しますが、これはこの先、国を滅ぼ

しかねない飲み物となるであろうととして酒つくり

を禁止しました。

※儀狄は桑の葉に包んでいた米が発行して酒に

 なっていたのを発見します。これは美味しくて疲

 れを癒す飲み物でったのでありました。

禹が預言したとおり夏王朝の最後の王・桀は酒色

に溺れ、酒池肉林の乱行の末滅びてしまいます。

これを征服した次の王朝・殷(いん)も紂王の時に

同じような乱行で、周に滅ぼされます。

周王朝では桀紂の末路に鑑み「酒誥」という禁酒

令が公布され、祭祀の時にだけ飲酒が許される

ようになります。

 

酒ーさけ」の和訓の語源は古語の「汁(しる)+

食(け)」が転じたものだそうです。(他説あり)

※古くは「ケ」というと「食物」を意味していました。

  日本神話の食物神トヨウの命の名の中の

  「ケ=食」の意味ですね。伊勢神宮外宮に祀ら

  れ内宮の天照大神の食を司っています。

  農業・漁業の守護神でもあります。

漢字の成り立ちは「水+酉(酒壺)」からなりま

す。

 

竹葉ーちくは(ちくよう)

酒の異名。

≪語源の由来≫

中国の漢の時代、劉石という者がいました。

その継母は実子にはご馳走を食べさせ、残り

物を劉石に与えていました。劉石はそんな残

飯を食べずに、いつも家の近くの木の股に捨

てて、竹の葉をかぶせて隠していました。

そこへ雨が降って来てしばらくするとよい香り

のする美味しい水(酒)に変わっていたと。

劉石はこの飲み物を造り、おうそ様に献上し

ます。その後、これにより劉石は大富豪にな

ったと。

 

ーさかな・コウ・ギョウ

これは「酒の肴」、酒を飲むときの副食物ですね。

漢字の成り立ちは「爻(こうさする)+月(にくづき・

肉)」で、料理をした肉を俎豆の上に並べたもの

※j俎豆は祭祀用の器で、豆(たかつき)に俎板

 をのせたもの。転じて祭り上げることを意味

 するようになります。

 

和訓の「さかな」の語源は「酒菜」からであります

が、「魚=サカナ」の呼び名の語源でもあります。

魚は本来の呼び名は「ウオ(イオの転)」でありま

す。これは奈良時代から室町時代にかけて、

酒の添え物として魚が多く使われるようになり、

魚類全般を「サカナ」と言うようになったと。

 

〖酒飲み〗

〇左党・左利き

 江戸時代、大工や鉱夫が槌を右手に持ち、のみ

 を左手に持つところから、左手を「のみ手」と称

 するようになります。これを「のみ→飲み」に掛け

 たところから。

〇上戸ーじょうこ

 酒飲みを人を上戸、酒に弱い人を下戸といいます

 が、この言葉は平安時代にもあったと。

 この由来は大宝律令で、賦役に服する義務のあ

 る成年男子(家族とは限りません)を6~8人持つ

 家を上戸、4~5人の家を中戸、3人以下を下

 戸と区別されました。(貧富による区別)

 婚礼において、上戸は酒八瓶、下戸は酒二瓶と

 決められていて、上戸はたくさん飲めるというこ

 とからだそうです。

 

 

              今日一日幸運でありますように!

 

 

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) d)4?d@)

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)

中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)

中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫

世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ 

ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・

一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫

心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/

親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫

ニッポンの謎学/永岡書店

本当は怖い日本のしきたり/彩図社