ことばの物語
〖氏神・産土神・鎮守審〗
うじがみ・うぶすなのかみ・ちんじゅのかみ
「雷=かみなり」の語源は「神鳴り」
「神」の漢字源は「示=祭卓+申=稲妻」で、稲妻
が神の威光を表しているとするところから。
「申」か「もうす」という意味に使われたところから
「示=祭卓」を後に付したものであります。
和訓の「カミ」は「上=カミ」からで、上に在って尊ぶ
ものとの説が一般的ですが、人間を超える霊的
存在であるところから、「隠身=カクリミ」との説が
ありました。
〖氏神〗うじがみ
古代において氏神は一族(氏族)が祀る神で、
祖先神として崇めるものでありました。
(例えば、中臣氏の氏神は児屋命(あめのこや
ねのみこと))、物部氏は須佐之男命(すさのう
のみこと)等。)
それが同じ地域(集落)に住む人々が共同で
信仰する守護神とされるようになったもの。
〖産土神〗うぶすなしん
自分が生まれた土地を守る神で、その人の
一生を、どこに移住しようとも守ってくれる神、
様であります。
〖鎮守神〗ちんじゅのかみ
国や地域などの土地、建物などを守護する
神であり、その神殿や参道などある周辺の森
林を「鎮守の杜(もり)」といいます。
この「杜=もり」は神域を示す所であります。
その土地を守るという意で、戦いに敗れて
死んでいった者の祟りや疫病などを鎮める
ものでありました。
疫病は怨霊・悪鬼によるものとされていました
が、しだいに病気をもたらす疫病神が考えられ
るようになり、その御霊を鎮めるという「鎮魂」の
民間信仰が生まれてきました。
〖荒魂・和魂〗
あらたま・にぎたま
神の両面を示すものであります。
荒魂は神の荒々しい側面で、荒ぶる魂。
勇猛心、強忍の妙用とされ、その力添えを祈願
しますが、怒れる荒ぶる魂は時として疫病をもた
らし、多くの死者をだすものともされます。
(粗雑に扱うと神罰を降します。)
和魂は神の優しい平和的な側面で、幸福
をえ、収穫をもたらす「幸魂(さちみたま)」と
奇跡によって幸をあたえる「奇魂(くしみたま)」
とかあるそうです。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店)
新大字典(講談社) d)4?d@)
字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)
動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)
中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)
中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫
世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ
ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・
一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫
心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/
親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫
ニッポンの謎学/永岡書店
本当は怖い日本のしきたり/彩図社
