精霊たちーペン画トリミング | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

〖人形〗にんぎょう

 

「ヒトガタ」と読むと、不気味でありますね。

道端に落ちている人形を踏みつける人はほとん

どいないと言います。

古代から「人形には魂が宿る」とされていま

した。

 

京都の貴船神社の「丑の刻参り」は有名です

ね。呪いの藁人形、これはまさしく呪いの相手

「ひとがた」でありますね。

 

呪いに加え、人柱の身代わり人形、流し雛の

ように災厄を引き受けてくれる人形として、古

代から作られていました。

子供の玩具や観賞用の人形となるのは、

世以降のことだそうです。

最も古い人形とされるのが縄文時代の土偶

あります。土偶には女性像が多いのは、安産、

子孫繁栄、豊作などを祈願する祭祀用に造られ

たからようであります。

また、人の魂をうつした土偶は穢れを祓うために

破壊されたものだそうです。

足が破壊されたもの、腕が破壊されたものなど

は、その部分を患った人の治癒を願ったもの

のようです。

(今日でも、お寺で線香の煙を悪い部分に浴び

ると、良くなると言われるのと同じようなもので

すね。)

 

〖代表的日本人形〗

調べてみると「日本人形」とは、日本髪を結った

日本風俗を写した人形の総称」とありました。

 

市松人形ーいちまつにくぎょう

 都市伝説にある「おかっぱ頭の髪が伸びる人

 形」、あの形態の人形でありますね。

 着せ替え人形の一つで、東(アズマ)人形、京人

 形とも呼ばれます。

 着物を着ていない状態で売られ、購入者が着

 物を作るというものでありました。

 名前の由来は、江戸中期の歌舞伎役者・佐野

 川市松に似ていたところから、こう呼ばれまし

 た。亠

 

木目込人形ーきめこみにんぎょう

 木で作った人形に衣服の皺や模様の形の筋彫

 りをほどこし、そこに布の端を押し込んで衣裳を

 着ているように仕立てたもの。

 

博多人形

 素焼きの土人形。

 パリ万博に出品され、海外にも知られるように

 なります。

 

子芥子ーこけし

 特に説明する事はありませんが、語源は漢字

 表記にも示されているように、頭部が芥子の実

 似ているところからだそうです。

 別説に「木削子(こげし)」や木の彫り屑意味す

 る「(こけら)」などがあります。

※「杮=こけら」の字は「柿=かき」と同じ字のよう

  ですが、厳密に区別すると、かきは「木に亠

  +巾」。こけらは「木に十+冂」となります。

  劇場や映画館の初興行を「こけせら落とし」

  というのは、新築の建物が木屑を払い落し

  て完成とするところからであります。

 

〖丑の刻参り〗

呪いり藁人形ですね。これぞ「ひとがた」であり

ますね。怨みを持つ相手を呪い殺そうとするも

のであります。

真夜中に、白装束で鉄輪(五徳)を逆さにかぶり、

その三本の足に火をつけた蝋燭をつけて、神社

の御神木に呪いを込めて、藁人形を五寸釘で

うちつけます。

こうして七日間連夜詣ですると、呪いは満願と

なり、相手は死に至ると。

京都の貴船神社の「宇治の橋姫」伝説は有名

ですね。

※丑の刻は午前一時~三時頃。

  五徳は火の上に据えて、それに鍋や薬缶

  などを置く三本足の鉄輪の器具。

 

【人形から生まれた言葉】

木偶の棒ーでくのぼう

木偶は手足のない木の人形で、まるで木の棒

のようで、役に立たないこと、またそのような人。

 

鈍間ーのろま

動きや頭の働きが鈍い人。

江戸時代の人形遣い野呂松勘兵衛が操った

野呂間人形」に由来。

野呂間人形は平らで青黒い顔をし、愚鈍な仕草

をする人形。

 

操り人形ーあやつりにんぎょう

人が手足を動かす人形から、他人のいうとうり

に動く人。

特に、歌舞などに合わせて舞わせる操り人形を

傀儡(くぐつ・かいらい)といいます。 

 

 

              今日一日幸運でありますように!

 

 

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)

中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)

中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫

世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ 

ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・

一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫

心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/

親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫

ニッポンの謎学/永岡書店

本当は怖い日本のしきたり/彩図社