ことばの物語
〖王侯将相〗
おうこうしょうしょう
「王侯将相いずくんぞ種有らんや」という成句で
知られますね。
意図するところは「王、諸侯、将軍、宰相になるの
に、どうして決まった家柄や血筋があろうか、ある
ものか」ということですね。
これは〖史記ー陳渉世家〗にでてくる陳渉の言
葉であります。
<中国を最初に統一した「秦王朝」は、北方の国
境警備に多くの人を駆り出しました。
北方の警備を命じられた陳渉と呉広は、途中大
雨に見舞われ命令された期日に間に合わなくな
ります。秦の法律では、期日に遅れると理由の
如何に関わらす死刑となっていました。
そこで陳渉と呉広は、どちらにしても死ぬので
あれば、大きなことを仕出かそうと、反乱を起こ
します。そして部下たちに陳渉が「王侯将相
いずくんぞ 種有らんや」と言って決起を促し
ました。>→陳渉呉広の乱
〖王〗おう
字の成り立ちは「上下の横棒の間に大(両手
両足を広て立つ人)の略」で、天と地の間に
立つ偉大な人のさまを示しています。
別説では「下が大きく広がった鉞(まさかり)」
の象形で、王位を示す儀礼用の道具として、
玉座の前に置かれていたものから、王を示を
しめしたもの。
≪皇と王≫
もともとは皇と王は同系で、特に「皇」は「初代の
王」のことでありました。後に、支配者の上位を
皇とし、下位の支配者を王と称するようになりま
す。
それは、中国を最初に統一した秦の王が、諸
国を統一した最初の最大の王として「始皇帝」と
自称し、征服した諸国に秦の臣下や子息を「王」
として地方を統治させたことから「皇ー上「王ー下」
とする関係が生まれました。
※「皇帝」の名は、中国の神話の「三皇五帝」から
造られました。
一民族を統治する国家の長が「王」で、それら
の幾つかの国を統治する国家の長が「皇」で
あります。
日本は一民族の単一国家ですが、「王」とはいわず
皇帝に相応する「天皇」を古代から用いています。
これは「王」と称すると、中国の臣下の一国と勘違
いされるのを避けたためだそうです。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
<ギリシア神話>
ギシシア・ローマ神話 ブルフチン著 岩波文庫
ギリシアの神話 (神々の時代)
(英雄の時代) カール・ケレーニ 中公文庫
ギリシア神話 上・下 呉茂一 新潮文庫
ギリシア・ローマ神話辞典 高津春繁 岩波書店
ギリシア・ローマ神話辞典 大修館書
店
ギリシア・ローマ神話 マイケル・マクローン 創元社
ギリシア神話物語百科(ヴィジアル版) 原書房
ローマ神話物語百科(ヴィジアル版) 原書房
世界の神話百科 アーサ・コットレル 原書房
神の文化史事典 白水社
100の神話で身につく一般教養 白水社
ギリシア神話シンポル事典 白水社
世界神話辞典―創世神話と英雄伝説ー
角川ソフィア文庫
【入門書のおすすめ】
ギリシャ神話解剖図鑑 株式会社エクスナレッジ
キリシャ神話の教科書 東ゆみこ監修 ナッツ社
<漢字の参考書>
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店)
新大字典(講談社)
字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)
動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)
中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)
中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫
世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ
ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・
一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫
心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/
大栗道榮・親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫
