ことばの物語
〖亞〗つぐ・ア・アク
常用漢字は「亜」をつかいますが、「亞」は墓室を
上から見た図で、正方形の四隅をくりぬいた形
であります。
これは、悪霊が四隅に入り込まないようにするた
めであるとされています。
※都市伝説で「門の部屋に泊まるとうなされる」というのに
近いですね。
意味は「二番目・準じる」という意味を持ちます。
たとえば「亜聖」というと「孔子(聖人)に次ぐ者」と
いう意味で、もとは孔子に次ぐ孟子、顔回を指し
たものであります。
また「亜流」というと「学問、芸術などで一流の人
のまねをするだけで、独創性がないこと、または
その人」のことであります。
ただ、まねることは「学び」であります。「まなぶ」
の語源は「まねび=まねる」かせらであります。
決して悪いことではないんですが、その先を求め
なくては一流にはならないんですね。
「つぐ」という意味はどこからでしょう?
古くは王侯貴族の葬礼など、霊の儀式を執り行
うのは「亞」という神職でありました。そして祖霊
を祀るのは族長でありました。そして「亞」はこの
族長に次ぐ者という意味を持つようになりました。
〖堊〗は「白土・しっくい」のことですが、字の
成り立ちは「亞+土」からなります。これは墓室の
壁と天井が白土で塗られたところからであります。
→白(堊))の殿堂
(参:常用字解/白川静著)
別の字書では、「つぐ」という意味は、先祖の墓を
造って祀る次の世代というところからと。
〖悪〗わるい・にくむ・アク・オ
惡は「亞+心」で、白川先生の字書に従うと
死者の住む墓室は生きている人にとって、忌む
謹むべきところで、その思いから「惡」の字がて
きています。
これが善悪の悪となったようですね。
「わるい」の和訓の語源は古語の「わろし」からで、
意味は「好ましくない・感心できない」ということか
らです。
ばつが悪い
その場の成り行きから「きまりが悪いこと」ことです
か、この「ばつ」は「場都合」という意味からであり
ます。
けったくそ悪い
「縁起が悪い・いまいましい」ときに使いますが、
これは駅占いの卦木の形「卦体糞悪い」からで、
「糞」は「ののしる言葉」ですね。
→くそったれ・くそがき等
悪戯ーいたずら 悪阻ーつわり
悪寒ーおかん(発熱でぞくぞくする寒気)
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
<ギリシア神話>
ギシシア・ローマ神話 ブルフチン著 岩波文庫
ギリシアの神話 (神々の時代)
(英雄の時代) カール・ケレーニ 中公文庫
ギリシア神話 上・下 呉茂一 新潮文庫
ギリシア・ローマ神話辞典 高津春繁 岩波書店
ギリシア・ローマ神話辞典 大修館書
店
ギリシア・ローマ神話 マイケル・マクローン 創元社
ギリシア神話物語百科(ヴィジアル版) 原書房
ローマ神話物語百科(ヴィジアル版) 原書房
世界の神話百科 アーサ・コットレル 原書房
神の文化史事典 白水社
100の神話で身につく一般教養 白水社
ギリシア神話シンポル事典 白水社
世界神話辞典―創世神話と英雄伝説ー
角川ソフィア文庫
【入門書のおすすめ】
ギリシャ神話解剖図鑑 株式会社エクスナレッジ
キリシャ神話の教科書 東ゆみこ監修 ナッツ社
<漢字の参考書>
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店)
新大字典(講談社)
字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武
部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)
動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)
中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)
中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫
世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ
ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・
一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫
心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/
大栗道榮・親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫
