ことばの物語
大好きギリシア神話
〖ダナエ〗
アルゴス王アクシオンの娘。
アルゴス王は「娘ダナエの産む子に殺されるで
あろう」という神託を恐れて、彼女を青銅の部屋
に幽閉してしまいます。
ところがどっこい、相手は神ゼウスであります。
なんとういうことはなく、黄金の雨に変身してそ
の部屋へ降り注ぎ、ダナエと関係を持ちます。
そして生まれて子が、ペルセウスであります。
アルゴス王は神託を恐れ、ダナエと孫のペルセ
ウスを箱に閉じ込めて海へ捨ててしまいます。
やがてその箱はセルポス島に流れ着き、救われ
て保護され、時が過ぎます。
その島の王ポリュデクスはダナエに恋をしますが、
ペルセウスが邪魔になり、王はペルセウスに怪物
のゴルゴンの首を取ってくるように命じます。
その後、ダナエをてごめにしようとしますが、そこへ
ペルセウスはゴルゴンの首を持って帰り、王にそ
の目を見た者は医師になるというゴルゴンの顔を
見せ、石に変えてしまいました。
※ゴルゴンは「恐ろしい首」という意味を持っていて
ステンノ(強い女)、エウリュアレ(飛ぶ女)、メドゥーサ
(支配する女)の三姉妹で、メドゥーサ以外で不死で
ありところから、メドゥーサが殺されます。
メドゥーサは頭髪が蛇になっていて、その目を見る
と、見た者を石に変えるという力を持っていました。
彼女らの姿は「ゴルゴネイオン」と呼ばれ、武具の
装飾や神殿などに魔除けとして描かれました。
〖レダ〗レーダ
レダはスパルタ王チュンダーレオスの妃であり
ありましたが、ゼウスは白鳥に化身してちょっ
かいをだします。とんでもない神でありますね。
(もっとひどいのが玄宗皇帝。息子の嫁・楊貴妃
に惚れこんで、これを我がものとしました。)
結果、レダは二個の卵を産み、それらから二組
の男女の双子が生まれ出ます。
女の子はヘレネとクリュタイメネストラ。
ともに災いをもたらす傾国の美女であります。
(一説に、二つの卵は、一つはゼウスの子、もう一
つは夫である王の子だそうです。)
〖ヘレネ〗ートロイのヘレン
ヘレネはスパルタ王メネラオスの妃になります。
「パリスの審判」で、アプロディテ(ヴィーナス)が
トロヤの王子パリスに与えると約束した絶世の
美女がヘレネでありました。
(世界の三大美女~クレオパトラ・楊貴妃・ヘレネ)
ある時、パリスはスパルタに使節として訪れま
す。そこでヘレネを見初めトロヤに連れて帰り
ます。スパルタ側はヘレネの返還を求めますが、
パリスは断固として拒絶します。
メネラオスは兄のミュケナイ王メネラオスを総大
将として、ギリシア連合軍を組織し小アジアのト
ロヤへ遠征します。
その後10年間も続いたトロヤ戦争は、オデッセ
ウスの考案したシロイの木馬の計で、ギリシア
側は勝利しました。
この戦争を劇的に語っているのがホメロスの
「イーリアス(=トロヤ)」であります。
〖クリュタイムネストラ〗
ミケナイの王アガメムノンの妻であります。
スパルタの王メネラオスはアガメムノンの弟で
その妻はクリュタイムネストラ姉妹のヘレネで
あります。
(不思議な血縁関係ですね。)
戦勝してトロヤの王の娘カッサンンドラをを妾と
して連れて帰ります。
トロヤ遠征時、娘イピゲネイアを犠牲に捧げられ
クリュタイムネストラはアガメムノンに怨みを募ら
せていました。
また、留守の間、情人ができたいました。
そこで、情人のアイギストスと共謀してアガメムノ
ンを殺してしまいます。
その八年後、アテナイで育てられていた娘エレク
トラが帰って来て、母親のきクリュタイムメネストラ
を殺し、父親の恨みを晴らします。
この物語から、女児が父親に対して強い独占欲
をもち、母親に対し強い対抗意識を持つ心理を
フロイトは「エレクトラコンプレックス」と名付けま
した。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
<ギリシア神話>読書案内
ギシシア・ローマ神話 ブルフチン著 岩波文庫
ギリシアの神話 (神々の時代)
(英雄の時代) カール・ケレーニ 中公文庫
ギリシア神話 上・下 呉茂一 新潮文庫
ギリシア・ローマ神話辞典 高津春繁 岩波書店
ギリシア・ローマ神話辞典 大修館書店
ギリシア・ローマ神話 マイケル・マクローン 創元社
ギリシア神話物語百科(ヴィジアル版) 原書房
ローマ神話物語百科(ヴィジアル版) 原書房
世界の神話百科 アーサ・コットレル 原書房
神の文化史事典 白水社
<漢字関係>
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店)
新大字典(講談社)
字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武
部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)
動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)
中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)
中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫
世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ
ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・
一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫
心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/
大栗道榮・親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫
