精霊たちーはがき大ペン画 作品1414 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

 故事のある言葉

 仏教からの言葉

 

〖虎〗

   トラ

 

虎はネコ科ヒョウ属の猛獣です。

熱帯雨林や落葉、針葉樹林などに棲息。

 

   ベンガルトラ(インドとバングラデシュの国獣)

   アムールトラ(シベリアトラ・最大亜種)

   シンドシナトラ(絶滅危惧種)

   カスピトラ(別称ペルシャトラ 絶滅)

   ジャワトラ(絶滅)

   スマトラトラ(最小亜種)

   バリトラ(絶滅)

 

鬼の虎柄のしましまパンツ鬼門の方位・丑寅の

方向(北東)からであります。

桃太郎の鬼退治に同行する猿・雉(とり)・犬は、

鬼門の南西方向付近の申・鳥・戌からのようです。

※猿は知恵、雉は勇気、犬は忠義を表すとされます。

 

虎は中国では百獣の王とされて、その獰猛な性格

武勇、王者の象徴とされます。

また、山の神、魔除けとして崇敬されてきました。

これに反し、凶悪、危険、残酷さから、恐ろしい危

険な物事のたとえに用いられてきました。

 

【虎を含む成句】 とらとは?(一部紹介)

龍虎

   強大な力を誇り、優劣のつけがたい二者のたとえ。

虎を野に放つ

   危険なものを放置すること。

虎の尾を踏む

   非常に危険なこと。

虎穴に入らずんば虎子を得ず

   大きな成果を望むなら大きな危険は避けられない。

虎視眈々

   静かに機会をうかがい、隙があれば付け込もうと

   している。(虎が獲物を狙って身構える様子から)

苛政は虎よりも猛し

   苛烈な政治(特に重税)は虎よりも残酷である。

前門の虎、後門の狼

 

とにかく、危険で恐ろしい獣なんですね。

王者の象徴?

王者は虎のごとしということですかね。

 

≪仏教語≫

〖無明〗

  むみょう

 

この世は無常、無我であるとする仏教の教義に

ついて無知であるということ。

この真実を知らずして、この世に執着することか

ら苦しみが生まれるとします。

※あくまでも仏教の捉え方であります。

  四諦

苦諦

   一切は苦。

集諦

   苦の原因は求めてやまない愛執である。

滅諦

   無常・無我を知り、執着を断つことが、悟りの

   境地である。

道体

   悟りに到る実践。(八正道)

 

仏道修行者でなくても、日常生活で時々の苦しみ

にあるときに思い起こしてみると、意外と特効薬

になり得るかもしれませんね。

 

   

 

 

                            今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武

部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)

中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)

中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫