ことばの物語
故事のある言葉
仏教からの言葉
〖野の百合〗
ののゆり
キリストの山の上の垂訓にあるお話し。
「明日は明日自ら思い煩うであろう。
今日一日の苦労は今日一日にして足れり。」
この有名な言葉の前文にあるのが「野の百合」であ
ります。
<野の百合がどう育つかを視なさい。
働きもせず紡ぎもしない。しかし言っておく「栄華を
極めたソロモンでさえ、この花の一つほども着飾
っていなかった。」
今日生えていて明日は炉に投げ込まれる草でさえ
神はこのように装って下さる・・・・..
・・・・・・
「何を食べようか、何を飲もうか、何を着ようかと
思い悩むな。
あなた方の天の父はこれらのものがみな、あなた
方に必要なことをご存じである。」・・・・・>
≪仏教語≫
〖正真〗
しょうしん
まったく嘘偽りの無いことを「正真正銘」といいますね。
正真は真実であることで、正銘は由緒正しい銘があ
ることですが、この「正真」は仏教語で本来は、お釈
迦様の悟りについて「無常正真道」ということで、こ
の上ない仏の悟と訳されるそうです。
これは煩悩の炎を焼き尽くして完成させた正しい智慧、
知見ということで、これにより涅槃に到ることができる
間違いのない教え(正真)ということであります。
≪漢字の勉強≫
野ーの・ヤ
字の成り立ちは「里=さと」に「予=広くて伸びやか」
で広くて伸びやかな里のこうがいを示す。
(補)
甲骨文字・金文では「埜(や)」で、林の中の社(やし
ろ)のある所をいったもの。
「里」は「田+土」で、田の神を祭る社のある所。
在野(ざいや)
公職に就かずに、民間に煎ること。
野客(やかく)
・山野の人。官に仕えない人。
・バラの別名。
野鬼(やき)
祀られていない死者の霊。
野狐禅(やぜん)
仏教語で、悟ってもいないのに悟ったようによそう
者をあざけっていう言葉。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店)
新大字典(講談社)
字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武
部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)
動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)
中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)
中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫
