精霊たちーはがき大ペン画 作品1393 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

 故事のある言葉

 仏教からの言葉

 

〖騏驎〗

      きりん

 

伝説上の瑞獣・麒麟と少し違いますね。

この「騏驎」は偏が「馬」であります。

これは一日に千里を走るといわれる優れた馬のこと

であります。伝説の麒麟と同じく「騏驎」は雄で「驎」は

雌であります。

騏驎の衰うるや駑馬これに先んずる

優れた人物も年老いてはその働きや能力が普通の人

にも及ばなくなるたとえ。

※駑馬は歩みの鈍(のろ)い馬で、才能の鈍い人にたとえら

    れます。

これぞ、年寄りの冷や水を諭したものでありますね。

出典は『戦国策ー斉策』からで、これに

孟賁(もうふん)の疲るるや女子これに優る」と続きま

す。

※孟賁はと秦の将軍で、生きた牛の角を抜くほどの大力

   無双の偉丈夫であります。

 

キリン」は英語で「ジラフ(giraffe)」で、語源はソマリア

語で「首の長い草食動物」という意味の語だそうです。

それがなぜ「麒麟」となったのでしょうか。

調べてみると、中国の明の時代、南海遠征の際、アフ

リカ東海岸諸国から軍が持ち帰り永楽帝に献上する

と、永楽帝は伝説上の麒麟に似ているとして、実在の

麒麟として珍重したと。この話はそのうち途絶え、現在

の中国では「長頸鹿(首の長い鹿)」と表記されていると。

これが日本に伝えられた明治時代に、「ジラフ」の訳語

として「麒麟」が当てられたようです。

 

≪仏教語≫

〖慈悲〗

        じひ

 

何度もブログに上げましたが、一番好きな言葉です。

日常は「相手に対する憐み、慈しみ」の気持ちのこと

として使います。

仏教では、観音菩薩様の誓願を代表することばで、

衆生に対して楽を与え苦を取り除く」(抜苦与楽)

ことを「慈悲」といいます。

」はサンスクリット語の「マイトリー」に由来し、衆生

に楽を与える心で、「」はサンスクリット語の「カルナ」

で、衆生の苦を抜きたいという心であります。

 

菩薩様は本来悟りを開き成仏(仏に成る)される方です

が、衆生を救うために残りました。大乗仏教の根幹で

ありますね。

観音様は三十三(多くを表す)の姿に変化し、その者の

状況に応じて救いの手を差し伸べるとされています。

そして菩薩様は、衆生かすべて救われるまでは成仏し

ないと誓われました。

 

 

 

                            今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武

部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)

中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)

中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫