精霊たちーはがき大ペン画 作品1290 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

 故事のある言葉

 仏教からの言葉

 

〖刮目〗

   かつもく

 

士別れて三日ならば則ち刮目して相待つべし

 士である者は別れて三日たったならば、

 必ず進歩しているから、目をこすって

 見直さなければならない。

 

刮目」は目をこすってよく見ることで、先入観を捨て

て新しい目で相手を見直さなければならないというこ

とであります。

刮目して之を視るともいいます。

『三国志ー呉書(呂蒙伝)』にあるお話し。

 後漢末、有能で名が知れた武将・呂蒙は努力家で

 あったが、家が貧しく学問に触れる機会がなかった。

 出世しても、自分で書類を作成することができず、

 部下に口述して書類を作成していました。それを

 からかって仲間は「阿蒙(もうちゃん)」と呼んで、から

 からかっていました。これを見かねた孫権が学問を

 すすめ、呂蒙は努力を重ね見違えるようになりまし

 た。昔なじみの武将・魯粛がその教養に驚くと、

 それにこたえていてった言葉が、これであります。

 

書は以って姓名を記するに足るのみ

これは項羽の言葉で、学問をするよりも兵法を覚える

が英雄になる道だと。

呂蒙も若いころはこのような考えであったのかもしれ

ませんね。強いだけの英雄は一時的には尊敬されて

も、治世の英雄にはなれないものでありますね。

 

≪仏教語≫

〖油断〗

   ゆだん

 

油断」というと、気をゆるして注意を怠ること。

不注意ということですが、これがなぜ「油断」と書く

のでしょうか?

数説ありました。

代表格は仏典『涅槃経』にあるお話し。

 インドの王が油の入った鉢を持ち運ぶ家臣に

 「一滴でもこぼしたら、首を刎ねる」といって、別の

 家臣に刀を持たせ、後ろにつけて歩かせたと。

 仏典ですから、これが意味することは、このように

 気を緩めることなく本尊の常夜灯を絶やしてはなら

 ないということでありますね。現在も、数百年以上

 にわたり燈明をつけ続けている寺があるそうです。

[他説]

  ・「寛(ゆた)に」の音転で、「ゆたに」は古語で「ゆった

   り・のんびり」の意味だそうです。

  ・行燈などの油の準備を怠って、夜間に油が切れて

   敵に襲われ命をおとしたところから。

いずれの説も疑わしいとのことですが、

油断大敵落とし穴であることには間違いありませんね。

油断は慣れてきたころに起るものであります。

 

≪漢字の勉強≫

ーけずる・こする・カツ

「舌=えぐる」に「刂=かたな」で、刀でかきとるの意。

 

ーあぶら・エ

「氵=水・液体」に「由=底の深い壺」で、深い壺の中から

ゆったり出る液体、あぶらの意味。

「油」は液体のあぶらで、「脂」は個体のあぶらで、

たとえとして用いる場合は、多く脂を用いる。

(脂がのってきた・脂っこい性格など)

 

ーたつ・ダン

旧字は齭。

「つながる糸」に「斤=おの」で、つながりをたつ意味。

 

                            今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武

部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)

中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)

中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫