精霊たちーはがき大ペン画 作品1350 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

故事のある言葉

仏教からの言葉

 

〖呉越同舟〗

本来は仲の悪い者同士でも、共通の困難や利害

のために協力したり助け合ったりすることのたとえ。

(同じ船に乗って、風雨が吹き荒れ舟が沈みそうにな

ると、互いに協力し合いますよね。)

呉と越は中国の春秋時代の隣接する国で、争い

 が絶えませんでした。

 まず、呉王闔閭(こうりょ)越王句践(こうせん)に敗れ

 ます。

 闔閭の子・夫差は父の仇を討つために忘れないよ

 うに、毎日薪の中に寝てそれを忘れないようにして

 準備して、会稽山に句践を破ります。

 今度は句践が「会稽の恥」を忘れないように、苦い

 胆を毎日甞めて機会を待ち、参謀の范蠡の力を得

 て数年後に夫差を会稽山に破ります。

 この戦略は夫差を堕落させるために贈った絶世の

 美女西施でありました。謀は功を奏し夫差は西施に

 うつつを抜かし、国政を顧みらず衰退させます。そこ

 に攻め入って呉を滅ぼしてしまいます。

このお話から生まれたのが『臥薪嘗胆』『会稽の恥を

(そそ)』であります。

『西施』王昭君、貂蝉(てんぜん)、楊貴妃と合わ

せて中国の四大美人といわれます。

彼女が川で洗濯している姿を魚が見て、魚はその美

しさに泳ぐのを忘れしまったと。これから「沈魚美人」

と称されます。

 

<仏教語>

〖玄関〗

建物に設けられた出入口ですが、もとは「玄妙なる

道に入る関門」という意味で、特に前門で用いられ

ました。

碧巌録」にいわく「奥深い伝道への入り口」とあり

これが仏教語として、中国から伝来しました。

禅寺では山門をくぐり、玄関に到り本堂へと続き

ます。

なお、道教では「練丹術の身体にある気を巡らす

ための最初の気を通す場所」とされます。

 

〖不覚〗

「不覚を取る」というと「油断や不注意で思わぬ恥を

かいたり、失敗すること」を言いますが、本来は仏教

語であります。

人には「本来仏心が具わている」(本覚)のに様々

な迷いや妄念、欲が邪魔をして、本来の覚りあるこ

とに気付いていない。これを不覚といいます。

 

<漢字の勉強>

ーくろ・ふかい・しずか・ゲン

「玄」は「糸を束ねたものをねじった形」で、この状態

で白い糸の根元をく強く縛って染料に付けます。

このようにして黒く染めたもで、赤味のあるその黒

奥深いものに感じることであります。

『周礼』という書物によると、その染汁は「三度つける

と薄赤、七度つけると黒」になるもので、その間に生

まれる赤黒い色を「幽玄」なものとし、奥深い、しずか

などの意をも持つようになりました。

 

白い糸束をきつく縛ったところは、染まらず白のまま

になります。そこをは白いままで「素=そ・もと」とい

います。

これから「素=しろ」ともいわれるようになります。

日本での用い方

  「玄人=くろうと」⇔「素人=しろうと」。

 

 

                            今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)

中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)