精霊たちーはがき大ペン画 作品1342 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

≪おんなー女・娘・嬢・婦・妻・妃≫

   ※女性を表す字は多いので、気になるものだけを調べました。

 

〖女護ヶ島〗ーにょうごがしま

日本の伝説で、海上にある女性のみが暮らすしてい

いて、この島では女性しか生まれない、または育たな

いと言われます。

男が足を踏み入れると、容易に変えることができない

と。

井原西鶴『好色一代男』の主人公・世之介が放蕩の

末、最後に向かったのがこの島でありました。

 

伝説では、八条島や与那国島、奄美群島付近にあると

言われていました。

この島の女たちは西風を受けて身籠り、女ばかりを生

むそうですよ。

 

滝沢馬琴『椿説弓張月』(ちんせつゆみはりづき)では

男は鬼ヶ島、女は女護ヶ島に住んでいて、年に一度

男が女の島に渡り契りを結び、生まれた男は鬼ヶ島に

やり、女は島に残しす風習があったと。

 

〖アマゾネス〗

ギリシア神話に出てくる女性だけの戦闘的な部族。

軍神アレスを祖とします。

コヘカサス、スキタイ、トラキアの地方の未開の地に

あったとされます。

名前の意味は「乳房のない」ということで、弓を射るの

に邪魔になるので右の乳房を切除したと。

彼女たちは他国の男と交わり子を作り、その子が男

児だと殺すか、不具者にして奴隷にし、女児のみを

育てたといいます。

  (参考:神の文化史事典/白水社)

 

ーおんな・め・ジョ・ニョウ・ニョ

字の成り立ちは「両手をしなやかに重ね、膝をつく

女性の象形」。

※別説では「なよっとした女性の体つき」。

 

和訓の古語は「をみな」で、若い女性の意味で、これ

が音便化して「おんな」となり、女性全般を指すよう

になります。

 

ーむすめ・ジョウ・ニョ

字の成り立ちは「」に「」で良い女、むすめのこと。

和訓の「むすめ」は「生す・産す+め」で「め」は「ひめ

(姫)」の「め」で女。

ちなみに「むすこ(息子)」の「こ」は「ひこ(彦)」の「こ」

で男。

※中国語でよく聞く「クーニャン姑娘」は、未婚の若い

  女性。「ニャンニャン娘娘」は、子授けの神、また、

  母、妃の意味であります。

 

ーはは・むすめ・ジョウ

字の成り立ちは「」に「襄=柔らかい」で、肉付きが

ふくよかな軟らかい女性で、母の意味で用いられま

す。

※日本では誤って「嬢」の略字が「娘」とされ、若い未婚の

  女性の下につける敬称として定着しました

 

ーフ

字の成り立ちは「」に「帚=ほうき」。

 

ーきさき・ヒ

字の成り立ちは「」に「己=蛇の象形で雨神」で、

蛇の形をした雨神にそいつかえる女性から、きさき

の意味を表しています。

元は妻と同義でありましたが、中国の律令制で

天子の配偶者の貴称とされました。これが日本

に伝来します。

和訓の「きさき」の語源は「来避き」で、来ると遠ざ

かり敬う人ということであります。

 

女性の字は多くて、調べるのに大変です。

男尊女卑の時代にできた漢字なのに、女性蔑視し

ながらも、男にとって女性はなんと関心が高い存在

であったのでしょうね。

 

[参]『この漢字が読めますか?』加納喜光著/PHP文庫

・天子の妻は上位から后・妃・嬪。

・一般の正妻は。(嫡男→跡継ぎの息子

・側室、妾の子は庶子。

・姫は「女+頤の原字」で、頤のふくよかな女性で、

 高貴な身分の女性。

身分の低い女性は婢(はしため)。

・年老いた女性は婆・姥・媼。

 

 

                            今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)