精霊たちーはがき大ペン画 作品1337 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

<花札の絵札 2>

 

2月 梅に鶯

梅も鶯も日本を代表するもので、美の調和を表してい

るようです。

(桜は平安期から人気が出てきたもので、それまでは

中国文化の影響で、梅でありました。)

 

鶯(うぐいす)はスズメ目で、確かに雀を少し大きくした姿

をしていますね。

鶯は黄緑がかった褐色ですが、花札の鶯は鮮やかな

緑(萌黄色)であります。これ、メジロではではとの?

子供の頃は鶯は萌黄色と思っていました。

あの花札の萌黄色と囀りの「ホウーホケキョ」は、お

似合いなんですがね。

日本の三鳴き鳥(鶯・大瑠璃・駒鳥)の一つで、早春に

鳴き始めるところから「春告鳥」ともいわれます。

※「ホウーホケキョ」と鳴くのは雄鶏で、縄張りを告げる

  時の鳴き方だそうです。

 

調べてみると、異称がたくさんありました。

 初音・春鳥・経読鳥(法華経)・花見鳥・歌詠鳥・匂鳥・

 人来鳥・百千鳥・黄鳥・金衣公子・報春鳥・禁鳥

それぞれの語源を調べるとおもしろそうですね。

 

ーうぐいす・オウ

字の成り立ちは「熒の略+鳥」。

「熒」は「火+冖(枠)」で、枠の周りを取り巻いて燃え盛る

火。この「取り囲む」イメージから、首の周りを黒い輪が

取り巻く鳥。

 

3月 桜に幕

桜といえば花見。

古くは奈良時代頃までの花見は梅の花で、貴族たちが

静かに鑑賞し和歌などを詠みました。

これも中国文化の影響でありました。

これが桜になっていくのは、平安時代に入ってから

そうです。

現在のような桜の下での酒宴の始まりは、豊臣秀吉

であるとの話も。

いずれにしても、庶民には縁のないことであり、宴は

幕で囲ってなされていたようですね。

これが広く庶民に広がったのは、江戸時代からだそ

うです。

 

ーマク・バク

字の成り立ちは「莫=草の間に太陽が隠れるさま

に「」で、物を隠して見えなくする多い布。

※「莫」は「幕」の原字。

 

【代表的な幕】

〖紅白幕〗

お祝い(ハレの日)に用いられます。

赤と白の幕ですが「赤白幕」とはいいません。「赤」が

「赤貧・赤裸々」などに通じるところから、「紅」をもちい

ます。

※「ハレ(晴)」は日常(ケ)に対してめでたい状況を指し、

 注連縄(しめなわ)、幟(のぼり)、幕などで仕切ることに

 よってその空間がハレの場となります。

 一方「ケガレ(穢れ)」は不浄とされ、神聖な場所から

 排斥されるものであり、祭祀などには参加でいない

 という、主に神道の考え方であります。

 

〖白黒幕〗

鯨幕」と言われるもので、これは鯨の白黒の縞模様

からであります。

現在では葬儀専用とされますが、これは葬儀屋が規

定したもので、本来「鯨幕」は慶弔に関係なく儀式用

の物でありました。この慣習は皇族の儀式に生きてい

ます。

ちなみに、喪服は古くは「白」でありました。時代によ

り変転があるようですが、現在のように「黒」となった

のは、明治時代の西洋の流入で、西洋に合わせて礼

服を黒と規定したところからであります。

〖浅葱色幕〗

濃いめの水色の神事用の幕です。

一般には、地鎮祭、上棟式などに用いられます。

他にもいろいろな幕があります。

 

 

                            今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)