精霊たちーはがき大ペン画 作品1335 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

≪花暦Ⅴー10月~12月≫

 

10月  神無月  木犀

漢語では古くは「桂花=けいか」と言われていました。

字の成り立ちは「木+犀」で、木の皮が犀の肌ににて

いるところからだそうです。

木犀というと一般に「銀木犀」のことを指し、

他に「金木犀」「薄黄木犀」があります。

芳香を放ち、「九里香」という別称があります。

 

10月の異称〖神無月〗は本来は「無=の」の意味で、

神の月と言う意でありました。

これが誤解されて「神無し月」となり、全国の神が出雲に

あつまり、神が各地からいなくなる月とされ、また、出雲で

は「神在月」と言うという説まで生まれています。

                

              (江戸の花暦では「紅葉」)

 

11月  霜月  山茶花

漢語で山茶花は「つばき」のことを指していました。

日本、中国ともに「山茶花」は「つばき」で、長いこと混同

されていたようで、中国の明時代にどうやら「つばき」を

梅茶」と表記するようになったようです。

(これは梅と開花時期が同じところから)

「山茶花」と「椿」の見分け方は12月18日のプログで

UPしています。(省略)

和訓の「さざんか」の語源は「さんちゃか→ささんか」と

音転して「さざんか」となったと。

ある漢和辞典では「山茶」を「つばき」としていました。

二つは誤用、誤用の連続であったようです。

 

11月の異称〖霜月〗は霜が降りる頃の意から。

 

             (江戸の花暦では「」)

 

12月  師走  枇杷

びわ」は実の形が楽器の琵琶に似ているところから

だそうで、バラ科の植物であります。

琵琶はシルクロードでイランから西域を通じて中国に伝

来したものですが、それまでは「枇杷」は名前がなかった

ようです。

楽器の「びわ」はその楽器の弾き方からだそうで、

「批=両手を並べて打ち合わせる」+「把=掌を押し当てて

引搔く」=「批把・ヒーハ(漢音)」で、木であることを示すた

めに、この字の手偏を木に変えたものが「枇杷」。

楽器の琵琶の字は区別の為に後から作られましたと。

原産は中国ですが、四国、九州でも自生しています。

 

枇杷は結実するまでになるのには、長い時を要します。

 「桃栗三年、柿八年、枇杷十三年」

 

12月の異称は〖師走〗ですが、年の瀬で忙しく

師匠といえども走り回るということらしいですが、別説

には僧侶が経を上げるために東奔西走する月だとも。

 

               (江戸の花暦は「」)

 

 

                            今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)