精霊たちーはがき大ペン画 作品1331 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

   ≪ねずみー鼠≫

 

♪ずいずいずっころばし ごまみそずい

  ちゃつぼにおわれて トッピンシャン

  ぬけたらドンドコショ

  たわらのねずみが米くってチュー

  チューチューチュー ・・・・♪

謎の多い歌だそうですが?

 

人間の生活圏に棲息する鼠は、食物を荒らす害獣

であり、また中世ヨーロッパに猛威を振るったペスト

(黒死病)の運び屋でもありました。

古代の高床式の蔵は鼠除けの建物でありますね。

一方、ハツカネズミのように愛らしい姿は、愛玩

れています。

 

ネズミ目」の動物は約1300種もあるそうです。

英語て大型の鼠を「Rat」、小型のものを「Ⅿouse

というそうです。

次から次に増えることを「ネズミ算」といいますが、

それは鼠が3~4週間で子供が生める成獣になり、

一度の出産で6~7匹生む生態からでありますね。

 

和訓の「ネズミ」の語源

〇「ネ」は「ヌ」に通じ「ヌスミ」で、盗みをする動物

  から。

〇「寝盗」。寝ている間に盗みをする。

〇「ネ」は「根の国=暗い所」、「スミ」は棲むで、暗い

  所に棲む動物。

 

鼠は夜行性で、暗闇は異界とされていた古代にお

いては、異界とを行き来する不思議な動物と考えら

れてもいました。

また、鼠は穀物を蓄える習性があり、これから鼠に

対する財福信仰が生まれ、七福神の大黒天の使い

(神使)とされるようになります。さらに、仏教の大国天

と神道の大国神とが習合します。

 

ネズミは予知能力があるとも言われ、その家に火事

が起こる三日前にまった居なくなるといわれます。

鉱山でも、ネズミが異変を知らせるくれるといわれ、

大切にされ、鉱夫は弁当の米粒を鼠に与える風習

があったとも聞きます。

 

大国神が兄弟に焼き殺されそうになった時、鼠に助

けられたという話もがあります。

大黒天は密教で厨房の神とされ、大国神は鼠に火

から救われる。火を媒介としての鼠、よくできていま

すね。

 

ーねずみ・ソ・ショ

」は異字体ですが、こちらを日常用としてほしいで

すね。

鼠の字は複雑すぎますね。

字の成り立ちは「ネズミの姿を描いたもの」ですが、

「庶=数多い」と同系で、数多く増えることに着目した

字であろうと、漢和辞典に書かれていました。

別の辞書には「歯をむき出し尾の長いねずみの形

とありました。

 

鼠疫(そえき)

黒死病。ネズミに寄生する蚤から伝染するペスト。

※黒死病といわれるのは、皮膚が乾燥して紫黒色

  を呈するところからであります。

 

鼠肝虫臂(そかんちゅうし)

鼠のきもと虫のひじで、とるにたらないことのたとえ。

 

鼠鬚筆(そしゅひつ)

ねずみのひげで作った筆。

※王義之が初めて作ったとされ、書家が珍重する。

 

鼠窃狗盗(そせつくとう)

こそどろのこと。

※鼠や狗(いぬ)のようにこそこそと物を盗むという意。

 

鼠社に憑りて貴し(ねずみしゃによりてたっとし)

社(やしろ)に巣くう鼠は、これをいぶりだして捕らえよう

としても、社の焼けるのがこわいのでそのままにして

おく。

主君の威光をかさにきる小人のたとえ。

 

<白黒鼠の喩え>

仏典にある話で、ある時、野原を歩いていた旅人か

象に襲われ、古井戸に垂れ下がった藤蔓を伝って

中へ逃げました。

ところが、井戸の底には大蛇が口を開けて待ってい

ます。さらに、白と黒の鼠がかわるがわる蔓の根を

かじっています。もうだめだと覚悟した時、旅人の口

に蔓の根元にあった蜂の巣から五滴の蜂蜜が入って

きてその甘さにしばし恐れを忘れました。

(それぞれの意味するもの)

・藤蔓は生命のこと。

・白と黒の鼠は昼と夜。

・蜂蜜は食欲、睡眠欲、色欲、名誉欲、財産欲の五つ

 の欲望。

・大蛇はいつ来るか分からない待ち受けている死の影。

 

いつ死ぬか分からない、だから死を前提として

一日一日を、目先の小欲でごまかすことなく、真剣に

生きなさいということだと思います。(私の解釈)

それぞれで、いろいろな解釈ができますね。

 

 

 

                            今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)