精霊たちーペン画トリミング | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

≪しろ・くろー素・白 玄・黒≫

 

〖素〗ーしろ・もと・す・シ

字の成り立ちは「垂の略字」に「糸」で、一筋ずつ

離れた原糸。着色されていない原糸。

<別説>

「糸を染める時の形」で、糸束のもと。

そこは、糸束を縛ったとこで、染める時にその所だけ

染まらず原糸の白いままであるところからそこを「素」と

いい、「しろ・もと」の意味を表したもの。

こちらの方が断然うなずけますね。

 

[我は我が素を行う]

これは中国の経典「中庸」にある言葉からで、

環境に左右されたり、人に影響されたりしないで、我

が道を貫くことを言います。

君子はその位に素(素志)して行い、其の外を願わず。

 富貴に素(在る)ては富貴に行い、貧賤に素しては貧

 賤に行い、・・・・患難に素ては患難に行う。君子入り

 て自得せざるにし。

 君子はどのような地位、境遇にあってもその道を失う

 ことはないということでありますと。

 

若いころから小説家になりたいと願っていた人が、晩年

に一冊の本を出します。そして言います「これでやっと小

説家として死ねる」と。

 

ーしろ・ハク

」は「白骨化した頭蓋骨の形」で、そのしろさを色の

「しろ」としたもの。

和訓の「しろ」は「しろくなる」というように「明るくはっき

りしりしているさま」を言ったものであります。

古くは偉大な指導者や討ち取った敵の首長の頭は、

白骨化した髑髏として保存されたようです。

それは、優れた首長の頭骨は優れた呪力があると信じ

られていたところからであります。

それで首長は「伯」と呼ばれたと。

 

ーくろ・ゲン

象形で「糸束をねじった形」で、赤黒く染まった糸で、

「くろ」の意味となる。

この色感が「奥深い」ものとみられ、幽玄となり、「奥

深い・ふかい・しずか」の意味を持つようになったもの。

 

玄学(げんがく)

老荘の学のこと。

(老子のにある「玄之又玄」という言葉からで、

 道(万物の根源)が深遠で計り知りがたいとい

 うこと。)

 

玄関(げんかん)

家の正面の入り口のことですが、もとは仏教語で

玄妙な道に入る門」という意で、禅寺で、客殿に入る

門を指します。

 

ーくろ・コク

色の「くろ」を表すもので、字の成り立ちは

「上部の煙だしにすすが溜まり、下部に炎がある形」

で、くろいの意味。(すすの黒ですね。)

 

和訓の「くろ」の語源は「暗し」と関連があると。

水中の土を意味する「涅(くり)」と同源とされます。

 

 

                               今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版