ことばの物語 ≪にんげんー人間≫
「にんげん」と読むと、人のこと。
「じんかん」と読むと、世間、社会という意味ですね。
アリストテレスは人を「社会(ポリス)的動物」と定義
していますが、漢語にはすでにその定義が含まれて
いますね。すごいですね。
また、「人」という字は「互いに支え合う」ことを示す
ことから成っているというのは俗説ですが、社会人
としての尊い教えがありますね。
(漢字解では「人を横から見た姿」となっています。)
古代ギリシアでは、人間は「モータル=死すべき運
命」であり、「イムモータル=不死者」は神のことと
しています。
〖人間とは〗
<プラトンの雄鶏>
プラトンが「人間とは二本足で歩く動物だ」と定義す
ると、ディオゲネスが「鶏は人間か」と揶揄します。
それならとプラトンは「二本足で歩く毛のない動物
だ」というと、ディオゲネスはこんどは鶏の羽根を
むしって携えてきて「これがプラトンのいうところの
人間だ」といったと。
最終的にプラトンは「平たい爪をした」と付け足しま
したと。
※漢語で「裸虫」というと人間のことですね。この場
合の「虫」は動物の総称。これプラトンのいう
人間の一つの特徴ですね、
(羽虫=鳥・毛虫=獣・鱗虫=魚類など・甲虫=亀の類)
<社会学者の定義>
ホモ・サピエンス
有知の人。 リンネ
ホモ・ルーデンス
遊戯の人。 ホイシンガー
遊びをせんとや生まれけむ
遊ぶ子供の声聞けば
我身さえこそゆるがるれ
(梁塵秘抄)
ホモ・シンボリックス
象徴を使う人間。 カッシーラ
人間は考える葦であるーパスカル
<人間は一本の葦にすぎないい。自然の中でも
一番弱いものだ。
だが、人間は考える葦である。
これを押しつぶすには・・・・・・・
一吹きの蒸気、一滴の水でも、これを殺すに
充分である。・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
人間は自分が死ぬことと、宇宙が自分よりも
優っていることを知っている。
宇宙はそんなことは何も知らない。
だから、私たちの尊厳のことごとくは、
考えるということである。>
誤字脱字ご容赦ください。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店)
新大字典(講談社) 字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版
