ことばの物語
≪しさくー思・索≫
〖死の思索〗
死の思索?考えてもなあ?でも一番気になること。
永らうべきか 死すべきか・・・
ハムレットはつぶやきます。
誰でも一度は考えたことのある最も深刻で、気になる
問題でもあります。
「死の思索」(松波新三郎著/岩浪新書)の「序」からの
読書録抜粋。
<・いまだに生を知らず いずくんぞ死を知らん
(孔子)
・生まれ生まれ生まれて生の始めに暗し
死に死に死に死んで死の終わりに冥(くら)し>
(空海)
・死期はついでをまたず。死は前よりも来たらず。
かねて後に迫れり。
(徒然草)
・明日ありと思う心の仇桜
夜半に嵐の吹かぬものかは
(親鸞)
・ついに行く道かねて聞きしかど
きのうきょうとは思わざりしを
(在原業平)
中世の星の下で/阿部謹也(筑摩書房)の読書録から
抜粋。
<ヨールッパ中世において死をもたらす原因と考えら
れていたものは、今日よりもはるかに多様であった。
大きく分ければ自然的原因と超自然的というもので
あって、前者は病気、老衰、暴力による事故など、
後者はには呪術と死霊、死者の招きなどが考えられ
ていた。>
※これは日本も同じ事でありましたね。同然、昔で
は訳の分からない病は、超自然的な力によると思
われ、罹患により呪われたものとして、差別されて
きました。
思ーおもう・シ
字の成り立ちは「田=囟=ひよめ」に「心」で、頭と心で
おもう心の働きを表したもの。
※思うの元字は「恖」。「ひよめ」は幼児の頭蓋骨がまだ完全に
縫合し終わらない時に脈拍につれて動いて見える前頭部、
高後部の一部。(泉門とも)
思弁(しべん)
・こまごまと考えて物の通理をわきまえること。
・哲学で、経験を認識の根拠とせず、純粋な思惟のみで
認識を構成すること。
思慮(しりょ)
深い考え。こまごまと深く考える。
思いつつ寝ればや人の見えつらむ
夢と知りせば覚めざらましを (小野小町)
逢ひ見ての後の心にくらぶれば
昔はものを思はざりけり (権中納言敦忠)
昔も今も人の心は変わらずでありますね。
索ーなわ・サク
字の成り立ちは、金文で「宀=家屋」に「廾=両手の象
形」に「糸」で、家屋で縄をなう、なわの意味を表す。
また、縄をたぐり寄せるようにして、何かを求める意味
をあらわす。
索引(さくいん)
1.探し出す。
2.書籍の中の語句や項目を探し出すために、それらを
一定の順序に並べた目録。(引得・インデックス)
誤字脱字ご容赦ください。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店)
新大字典(講談社) 字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版
