ことばの物語
≪かしわでー拍手≫
〖拍手〗
これはどう見ても感激した時や激励の時に手を打つ
「はくしゅ」としか読めないのでありますが、これが
神前で打つ「かしわで」と言うようになったのはどうも
「柏手=かしわで」との誤見、誤記によるものであると。
これは素晴らしい間違いですね。神前でパンパンと
手を打つと、響きが何か特別で、厳粛な気持ちになる
もので、「はくしゅ」というより「かしわで」、特別な響き
に感じますね。
「拍手=はくしゅ」の作法はとても古く、邪馬台国では
貴人に対して膝まづいて拝礼する代わりに、手を打っ
ていたということが「魏志倭人伝」見えるそうです。
これを武器を持っていないことを示したものだという
説がありますが、これは西洋の右手での握手の意味
を踏襲した後付けのように思えるのですが?
〖二礼二拍一礼〗
神社によっては異なるようですが、「神社祭式行事作法」
によると、表題を基本とするとされています。つまり
「これで良いのだ」でありますね。
神社の一般的参拝の仕方は次のようであります。
・鳥居にをくぐる前に一礼をします。
・参道の真ん中は「正中」といわれ、神様が通るところ
で、参拝者は端を歩きます。
・参道の奥に水盤があり、ここで手を洗い口を漱ぎます。
・本殿の前へ行ったら、鈴がある所は鈴を鳴らします。
(これは参拝にきたことを神様に知らせる為です。)
・そして二礼二拍一礼します。
特に法で決められているわけではありませんが、作法に
従って所作をすると、なんとなくすっきりして、気持ちの
いいものですね。
〖神宮と大社〗
神社というと、神宮、大社も含めた社殿の総称であります。
神社は全国に約八万五千社あり、コンビニ(約五万五千)
よりも多いといわれています。
<神宮>
伊勢神宮、明治神宮はこの代表ですが、「神宮」は皇室の
祖先神(天照大神)を祀る最も格調の高い神社であります。
単に「神宮」というと、伊勢神宮を指します。
伊勢神宮は三重県伊勢市にあり、内宮(皇大神宮)には
天照大神が祀られ、外宮(豊受大社宮)には豊受神が祀ら
れていて、豊受の神が天照大神の食事を調達していると
いわれます。
<大社>
大社というと島根県にある出雲大社のことを指しますが、
戦後は全国の神社の総本山を指すようになったと。
祭神は大国主命で、八百万の神があつまる所とされます。
縁結びというと出雲大社といれます。
<葦原中国(地上の国)の国造りを遂げた大国主命は、
これを天照大神に譲り渡し(国譲り)、統治から退き、
目に見えない世界治めることとします。そこで、
天照大神が高さ60m(考古学的には20m程度)もある
「天日陽宮」を立ててあげます。これが出雲大社であり
ますと。>
誤字脱字御容赦ください。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店)
新大字典(講談社) 字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版
