ことばの物語
≪かごー籠≫
♪かごめ かごめ 籠の中の鳥は いついつ出
やる夜明けの晩に 鶴と亀がすべった
後ろの正面だあれれ♪
調べてみると、本当は怖い童謡でありました。
作者は数人いて、地方によって少しづつ違ってい
るようです。
訳の分からない歌詞で、それが都市伝説を生
みました。
その中かの一つ
<姑が嫁を嫌っていて階段から突き落としたと。
嫁さんが身ごもり安産祈願に夜明けまじかの
晩に、神社へお参りに行きました。その帰り、階
段を降りようとした時、後ろから誰かに 突き落とさ
れ、おなかの子が流産してしまいました。>
「かごめかごめ」は「囲め囲め」が主説で、他に籠
目という説があります。鶴と亀は長寿の象徴で、
それが滑るということは「死」を意味します。後ろの
正面だあれ?は、犯人は誰だということですね。
他に、
囲われている遊女のことを謡ったもの。
徳川の埋蔵金のありかを謡ったもの。
などといわれています。
ちなみに、「籠の鳥」は自由を束縛されているこ
とという意味の他に「遊女」を指します。
籠の字の成り立ちは「竹」に「龍=筒状で長い物
の象徴」で、大蛇のように長いたけかご。
籃は「監=上からかぶせる」で、取っ手のついた
かご。
筐は「匡=中をからにした四角いわく」で、食糧、
書物、衣服などを入れる竹かご。
籠鳥檻猿(りょうちようかんえん)
籠の中の鳥と檻の中の猿。
自由を束縛されて、思い通りに生きられない者の
喩。
籠鳥恋雲(ろうちょうれんうん)
拘束されているものが自由な境遇をうらやむこと。
駕籠に乗る人担ぐ人。そのまた草鞋を作る人
同じ人間でも、境遇に差がある人のこと。それが
世の中というもの。
駕は馬車などの乗り物のことで、人が座る部分
が竹製のものであるところ駕籠と書きます。
駕籠かき
時代劇に出てきますね。二人の男が手に長い棒
を持って前後に分かれ、「えっほ、えっほ」と籠に
人を乗せて運びます。これから次のような言葉が
生まれました。
相棒
一つの駕籠を一緒に担ぐ相手から、なかま、と
もに事をする人。
お先棒を担ぐ
担ぎ棒の前を担ぐ人。人の手先に使われること。
片棒を担ぐ
悪事に加担すること。
今日一日幸運でありますように
誤字脱字ご容赦ください。
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 成語林(Obunsha)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
ことばの事典(講談社/日置昌一・日置英剛)
新明解語源辞典(三省堂) ことわざ辞典(Gakken)
字訓:白川静著(平凡社)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
教辞典(誠信書房)
暮らしのことば 語源辞典(講談社)
