ことばの物語
≪おさえるー鎮・圧・抑≫
♪ 村の鎮守の神さまの 今日はめでたいお祭り
日ドンドンヒャラ ドンヒャララ・・・・♪
童謡『村祭り』
鎮守の神はある地域の土地を守護する神さま
で、もともとそこの地主神をおさえて服従させるた
めに、新たに祀られた神のことで、その土地に建
物などを作った時、その地主神が祟らないように
勧請された神様のことであります。地鎮祭はこの
意味があるんですね。
敗戦後の連合国総司令官みたいですね。
仏教寺院に付属するものを鎮守社、神社を主体
とするものが神宮社といわれますと。
「鎮」の字の成り立ちは「金」に「真=つめこむ」
で、いっぱいに詰め込まれた金属、おもしの意味。
文鎮にピッタシの漢字ですね。
鎮魂(ちんこん)
魂をおちつけて鎮めること。
鎮西八郎為朝
源為朝のことでありますね。九州一帯を制覇し
たということで、こう名乗ったと。
五人張りの剛弓の使い手で、剛勇無双として
知られています。
面白い話が曲亭馬琴の戯作『春説弓張月』
の中にある話で、為朝は琉球に逃れ、その子
が初代の琉球王舜天になったとあります。
この話は琉球の正史にもあるようです。
「圧」の字はもとは「厭」に「土」で、土でおしつぶ
すの意味。
圧巻(あっかん)
書物や催し物の最も優れている部分をいいます
が、これは中国の官吏登用試験の科挙からで、
最も優秀な答案を一番上に載せて、他の答案(巻)
を圧する形にして、天子の上覧を仰いだところから。
抑ーおさえる・ヨク
字の成り立ちは「扌=手」に「卬=コウ・人が向か
い合う形」で、上下に向かい合って下の者を手で
抑えつける。下の者は「人+卬」となり、下から仰
ぐとなります。上の人を仰ぎ見る、高貴な人を仰
ぎ見るとなるのであります。
ちなみに「迎」は人が横に並びに「辵=辶・いく」で、
前の者が向こうからくる人を迎えるということにな
ります。
今日一日幸運でありますように
誤字脱字ご容赦ください。
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 成語林(Obunsha)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
ことばの事典(講談社/日置昌一・日置英剛)
新明解語源辞典(三省堂) ことわざ辞典(Gakken)
字訓:白川静著(平凡社)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
教辞典(誠信書房)
暮らしのことば 語源辞典(講談社)
