ことばの物語
≪ほとけー仏≫
まずは一休さんの道歌から
女おば法の御蔵と云うぞ
実に釈迦も達磨もひょいひょいと生む
釈迦といういたずら者が世に出でて
多くの者を迷わするかな
数千に及ぶ仏典が生まれたのは、これですかね?
もしかしたら、迷いの跡があまたの仏典なのでは。
仏(ほとけ・ブツ)
仏陀(ブッダ)はサンスクリット語の音訳で、意味は
「悟りを開いた者」。
同じように和訓の「ほとけ」は、音訳の「浮屠=ふと」
にその道の人を表す「家=け」(書道家・華道家など)を
つけたものが転訛して「ほとけ」となったと。
他に数説あります。
・「浮屠」に「気(け)=霊妙なるものを示す接尾語」をつ
けたもの。
・仏教伝来の頃、疫病の「ほとほりけ」という熱病が流
行ったて、 仏教を謗っていったもの。
・煩悩を解脱する教、つまり「解け(ほどけ)」として崇め
られたところから。
仏法僧(ブッポウソウ)
仏教の根幹であり三宝と言われます。
仏と仏の教え、そしてそれの布教に勤める僧侶のこと
であります。
「ブッポウソウ」と鳴くところから名付けられた小鳥がい
ます。
ところが、この鳥は「ゲッゲッゲッ」と品のない鳴き方を
するそうであります。では「ブッポウソウ」と鳴く鳥は?
この正体はフクロウの一種コノハズクであることが確
認されています。
「梟で副来る」が「仏法僧」と鳴くなんて、おもしろい。
仏頂面(ぶっちょうづら)
不愛想な顔つき。またはその顔。
これは、仏頂尊のことで、釈迦如来の頭上に宿る広大
無辺の功徳から生まれた仏で、この仏さんは智慧に
優れ、威厳に満ちていますが、どういう訳が不愛想で
あります。
仏の座
シェリ科の多年草。
茎の上部で切れ込みのある半円形の葉が対生して
円形のようになり、それが仏像の台座のように見える
ところから。
【仏:ことわさ】
知らぬ仏より馴染みの鬼
どんな人間でも、疎遠な者より馴染みの者がいい。
世帯仏法腹念仏
仏法も念仏も衣食の為にすねものに他ならない。
元手なしのいい商売ですね。
仏の光より金の光
人の心も仏様さえもお金に動かされますね。
お布施によっては、戒名も長くなり、お偉い坊さんが
お出ましになったりしてね。
仏も昔は凡夫なり
何人も修行を積めばなれるとさ。
2017.6掲載再考
今日一日幸運でありますように
誤字脱字ご容赦ください。
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 成語林(Obunsha)
新明解語源辞典(三省堂) ことわざ辞典(Gakken)
字訓:白川静著(平凡社)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新佛教辞典(誠信書房)
暮らしのことば 語源辞典(講談社)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝説辞典ー冨山書房
