ことばの物語
≪あっかんー圧・巻≫
圧巻
書物や催物などで最も優れている部分。
これは、昔の中国の官吏登用試験で最優秀の答案(巻)
を一番上に乗せたことろから、他の答案を「圧」するとい
うところからであります。
圧ーおさえる・アツ・オウ・ヨウ
もと字は「壓」で「圧」は略字でありますと。
なかなか厄介な字であるようです。
「厭」は「厂=がけ・重し」に「猒=あきる」で、「猒」は熊の
字の一部と犬で、脂肪の多い肉を表し、しっこくてあきる
となるのであります。
從って、食べ飽きて上から押さえられ重圧を感じるとなる
のであります。
重圧を感じる?これ「壓」のための伏線のように感じます
ね。というところで、壓はそれに土がついて土をかぶせて
出られないように押さえることとなります。
むしろ「圧」が本来の字で解字もぴったりとなるのですが?
圧延(あつえん)
圧して延ばす。なにを?
熱した金属をローラの圧力で延ばすこと。
圧勝(あっしょう)
もとは邪気などをおさえ除くことでありましたと。
日本では、大きく差をつけて勝つこと。
圧服(あっぷく)
おさえつけて従わせる=圧伏
巻ーまく・まき・カン
字の成り立ちは「人が膝を曲げている形」で、まくの意味。
巻子本(かんすぼん)
巻物につくった本。
巻頭(かんとう)
書籍の本文の書き始めの所。
巻土重来(けんどちょうらい)
砂埃を巻きあげて再び来る。
一度敗れた勢いが盛り返して再び改めて来ること。
虎の巻
効果的指導書。
中国の兵法書『六韜』の中の「虎韜(ことう)の巻」の名前。
兵法や技芸の奥義を記した秘伝書であります。
今日は大したことが出てきませんでした。
今日一日幸運でありますように
誤字脱字ご容赦ください。
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 成語林(Obunsha)
新明解語源辞典(三省堂) ことわざ辞典(Gakken)
字訓:白川静著(平凡社)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新佛教辞典(誠信書房)
暮らしのことば 語源辞典(講談社)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝説辞典ー冨山書房
