ことばの物語
≪おとこー男・夫・牡・雄・士≫
男は女に対する語で、夫は妻に対するもので共に婚礼の
時の正装の姿。雄は鳥、牡は獣。
士は小さなまさかりが字源で、大きなまさかりは王の字源。
男ーおとこ・ダン・ナン
「田=耕作地の象形」に「力」で、おとこ。
漢民族は農耕民族であることの証拠ですね。
男女七歳にして席を同じゅうせず
封建道徳の象徴みたいな成句ですね。
今では性道徳に使われるようでありますが、これは
身分制度、男尊女卑の言葉であります。
階級、身分、男女で座る席が社会制度として決められて
いました。支配するにはルールを決め、厳格にそれを
守らせることでもあります。
夫ーおっと・フ
「大=成人を表す」に「二は冠のかんざし」で、成人の男子
の意味。
夫人(ふじん)
「夫=扶で、たすける」で、夫を助ける人のことであります。
今では他人の妻の尊称ですが、古くは違っていました。
1.諸侯の正妻
2.皇后
3.皇后の次に位置する後宮の婦人。
ちなみに、婦人の「婦」は箒を持つ女性を表しています。
ちなみに、婦人の「婦」は箒を持つ女性を表しています。
これではお手伝いさんですね。婦人会は夫人会にしては?
牡ーおす
「牛」に「土=おすの性器の象形」で、獣のおす。
牡丹(ぼたん)
花の王者。
牡みたいな赤(丹)い花となりますね。
これは、おしべやめしべが花弁に変わり、種子ができに
これは、おしべやめしべが花弁に変わり、種子ができに
くいところからだそうです。
「丹=あか」はこのはなの基本が赤い花であるところから。
猪の肉を「ぼたん」というのは「唐獅子と牡丹」が関係して
います。この組み合わせは、野獣の王者獅子と花の王者
ということで、「いのしし=しし」で隠語として「ぼたん」と
あいなりました。(他説:肉が赤いから)
肉の隠語は仏教伝来の肉食禁止からであります。
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他の肉の隠語
馬肉=さくら 肉が桜色していると。
鹿肉=もみじ 花札の鹿に紅葉から。
鶏肉=かしわ 鶏の羽の色と柏の紅葉の色が似ていると。
ただ、鳥肉は禁じられていなかったようで、兎は鳥肉と
ただ、鳥肉は禁じられていなかったようで、兎は鳥肉と
いって食べたようであります。そのため、兎は一羽、二羽
と数えるようになったと。
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雄ーおす・お・ユウ
「広」に「隹=とり」で、翼の広い鳥、おすを表す。
雄を知り雌を守る(老子)
強く男らしい積極さを知りながら、柔弱の守って勝とうとし
ない。
士ーシ
ある種のまさかりの象形で、まさかりを持つような男子。
死は己を知る者のために死し
女は己を悦ぶものの為に化粧する。
(史記刺客伝 予譲)
智伯は彼を初めて国士として認めてくれた。
その智伯は戦いに敗れて殺害され、頭骸骨にを宴の余興
として酒杯にされた。これを知った予譲は仇を討つことを
決心する。
今日一日幸運でありますように
誤字脱字ご容赦ください。
2017.2掲載再考
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 成語林(Obunsha)
新明解語源辞典(三省堂) ことわざ辞典(Gakken)
字訓:白川静著(平凡社)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新佛教辞典(誠信書房)
暮らしのことば 語源辞典(講談社)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
部首ときあかし辞典(研究社)
A・ビアス『悪魔の字典』(角川文庫)
これは使える!スピーチ引用名言辞典 モーリス・マルー編 PHP文庫
