ことばの物語 ≪明ーあかるい・あかり・メイ・ミョウ≫
「明」は「日」に「月」で、あかるい。大昔ですから「あかり」という
と日と月、それと火でありますね。
この字はもう一つあって「冏=まど」に「月」で、窓を照らす月、
あかるいこと。
こちらは別の意味があって、窓から月がさし込む所は神明の
臨む所とされて、神を迎えて祀ったと。
窓からさし込む月明りは神の訪れであります。
神明
神道の神様。天照大神、豊受大神(穀物を司る女神)の
別称。
以前住んでいた所が神明町で、ここにある神明神社には
樹齢七百年の銀杏の木がありました。
著明ーはっきりしている。めだってあらわれる。
透明ーすきとおっている。
聡明ーかしこい。幽明ーあの世。
従ってて「明」はこの世のこと。
失明ー視力をなくす。明は視力の意。
明眸皓歯(めいぼうこうし)
「澄み切った瞳」と「白く美しい歯並び」で、美人の象形。
杜甫の詩からで楊貴妃のことを言ったもの。
明眸皓歯 今何(いずく)にか在る
血は遊魂を汚して 帰り得ず
【他の美人の象形】
花顔柳腰
花のように美しい顔と、柳のように細くしなやかな腰。
楚王細腰を愛せしかば宮中に飢死する女多かりき
朱唇皓歯
赤い唇と白い歯。
♪命短し恋せよ乙女 赤き唇あせぬまに♪であります。
仙姿玉質(かがんぎょくしつ)
仙女のような姿と玉のように美しい肌。
花顔雪膚(かがんせっぷ)
雪のような白い肌。
【成句】
明王は一人のためにその法をまげず
賢明な王は定められた法を厳正に守って、気に入った者
を有利にするために法をゆがめたりはしない。
明鏡止水
邪念なく心静かに澄み切っている境地。
明鏡はくものりない鏡。
明鏡は形をてらす所以 古事は今を知る所以
歴史上の事実は現在を知るよすがとなるものである。
明鏡も裏をてらさず
知者ね賢者と言われる人でも、目の届かない部分がある
たとえ。
事を成すときの合言葉か、はたまた失敗の取り繕いか?
今日一日幸運でありますように
誤字脱字ご容赦ください。
2016.11掲載再考
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 成語林(Obunsha)
新明解語源辞典(三省堂) ことわざ辞典(Gakken)
字訓:白川静著(平凡社)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新佛教辞典(誠信書房)
暮らしのことば 語源辞典(講談社)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
部首ときあかし辞典(研究社)
A・ビアス『悪魔の字典』(角川文庫)
これは使える!スピーチ引用名言辞典 モーリス・マルー編 PHP文庫)
漢字の謎と暗号:青春出版
ウキィディペディア (読み物としても面白いですね
