精霊たちーペン画トリミング | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

     

 

 

ことばの物語

  <ーやしなう・ヨウ>

 

まずは養老の滝

岐阜県にある養老の滝が名瀑として有名ですね。

私の住んでいた千葉にも同名の滝がありますが、こち

らは『養老渓谷』の方が有名です。

名の由来は元正天皇が行幸したおり、ここにある

水泉の水を飲んで「美泉もって老いを養うべし」といっ

て、『養老』と名づけたいと。

ただ、おかしいのは次の文で

「蓋し水の精なればなり。天下に大教して、霊亀三年を

改め養老元年と成すべし」とあり、すでに養老の名が

先にあったようにも。

世阿弥の『』で、『養老』という題目があります。

これによると、親孝行な樵がその功徳で、水が酒に

なったという話しです

この樵がある日、参道で疲れて菊水泉の水を飲んだら、

気分が爽快になった。その水を汲んで帰り、父母に

与えたところ若々しくなったという。

そこでこの水を「養老の水」と名付けたという。

話しの話ですから、何とでもですね。

元正天皇と言っても、御家騒動に出てくる天皇くらいし

しりません。

この天皇さん、亀が好きなようで、養老に改元したの

は七年間で、その後は神亀(724年)と改元しています。

 

聖胎長養

禅で出てきます。

聖胎とは、仏になりうる種を宿しているということで、

悟り(見性)を得ても、さらに修行を続け、養い育てなさ

いということ。

宗峰妙超、後の大徳寺の開山 大燈国士は二十年、

京の鴨川の橋の下で、乞食の中に紛れて聖胎長養

を続けます。

花園天皇は、妙超が乞食の群れの中にいるらしいと

聞きつけ、捜させますが見つかりません。そこで、妙

超が好きだという「まく

わ瓜」を当て得るという高札をてさせます。

大勢の乞食が集まってきましたが、だれがだれやら

さっぱりわかりません。

そこで、役人がこう言います、

脚無くして来たれ」。そうすると「無手で渡せ」と応答

する者がありました。

正体がばれましたね。

この役人、相当なものですね!

 

第一の辞書

<「」は「」に「」で、ひつじを食器に盛る、そな

 えるの意味からやしなうの意味を表す。>

  意味が分かりません。

羊を食べて、命をやしなうなら、わかりそうなんで

すが?

第二の辞書

<「」は、「」に「」で、羊肉のように力をつけ

 る食物 表す。>

 納得ですね。この前後に何故「羊」かの説明があ

 ります。

 『昔の中国では、羊はおいしくて形の良いもの

  の代表とされた。

  「」は、羊のようにうまいこと

  「」は、羊のように格好がよいこと

 

【成句】

養虎の患い

  虎を養いて自ら患いを遺す

   禍の起きる元を断たないで、後日の大きな災

      禍のたねを残す。

  『楚は疲れ、食尽く これ天の楚を滅ぼすの時

      な、其の機によりてこれを取るに如かず。いま

  釈(す)てて撃たずんば此れ所謂虎を養いて自

  ら患いを遺すなり』(史記:項羽本記)

 

養い親に及ぶ者は其の身の難に更(か)わる

  自分の親まで養ってくれた人の難儀に際しては、

    自分がその身代わりになる。

 

養う所を以てその養うところを害せず

 養う処とは、自分の命。

 生活の手段である衣食や財貨のために、大切な

   我が身を損なうことはしない。

 手段のために目的を見失うようなことはしない

 政治家の身の破滅はこれですね。

 一票を得るための手段が、最終的に議員

    を辞める羽目になる。

 

養って愛せざるは之を豕交するなり

  豕はぶた。豕交は豚扱いにする。

  体は育てても、心は育たない。

  

 

今日一日 幸運でありますように

 

             誤字脱字ご容赦ください。

 

2014.12掲載再考