ことばの物語
<率ーひきいる・リツ・ソツ>
率の意味とは直接関係ありませんが、仏教の世
界観で兜率天という所があります。
欲界の六天の第四天にあります。ここには、将
来仏となるべき菩薩の住拠であります。
お釈迦も、天界から輪廻の輪を断ちきり、仏の居
まします極楽(悟りの世界)へと入って行きます。
現在は弥勒菩薩がここで説法していると言います。
弥勒菩薩は未来仏ですから、天界の住人は全て
未来仏であるということになりますね。
天の一日は人間界の400年、天人の寿命は
4000年といいますから、人類の有史以来の覚
者の第一班が、仏になりつつあるというところで
しょうか。
仏教は、壮大な世界観を造りだします。
六道の最上界が人間界の上にある天道ですが、
六天の世界観は欲界、色界、無色界からなる
三界によるもので、この欲界の最上部に位置
します。
訳の分からない世界ですが、この人間の想像
力には驚きますね。
語り物ですね。
大人のお伽噺。
ただ、子供のように素直には入り込めませんが。
第一の辞書
字義は、【ひきいる→引率・率先】【にわが・軽
々しい→軽率】
【こだわらない→率直】【かしら→統
率者】
【わりあい→比率・確率】【おおむね】
【きまり】
<「率」は、「洗った糸をしぼる形」で、一か所
にひきしめる。
転じて、数などをまとめる意。>
第二の辞書
第一の辞書と解字が全く違います。
<「率」は「玄=細い紐」に「八=糸のはみだし
た形」に「十=まとめる」で、はみ出さないよう
に中心線に引き締めてまとめること。>
率易(リツイ)
ありのままで、やさしい。
率爾(ソツジ)
突然。あわただしいさま。かるはずみ。=率然
率性(ソツセイ)
生まれつきの本性に従うこと。
天の命ずるを之れ性と謂い、性に率(したが)うを
之れ道と謂う。
(中庸)
率土の浜(ヒン)
陸地の果てまで。
今日一日 幸運でありますように
誤字脱字ご容赦ください
2014.11掲載再考
