ことばの物語 <臧ーくら・ゾウ>
臧=蔵。
大蔵経。仏典の経、律、論の主流の三蔵をいいます。
これから外れたものを蔵外というそうです。
キリスト教では外典、偽典という所でしょうか。
千葉の成田山には一切経堂というものがあって、大蔵経が収納
されていて、それを廻すと、大蔵経を読んだことになると言われて
います。
お経をあげる坊さんが、経典をアコーデオンのようにはらはらと
やってるの見たことありますよね。あれも同じ意味を持つみたいで、
時短ですね。
「ほう、そういうことか」と感心しましたが、よくこ考えると方便もここ
までいけば、馬鹿者と思うんですが。
宮尾登美子の原作『蔵』というドラマがありましたね。
蔵は倉庫のことですが、酒蔵というと酒を醸造する建物のこと。
この『蔵』は、越後の蔵元の話し。
跡取りの娘 烈は失明することを告げられます。
病名は網膜色素変性症。
中途失明者で最も多いもので、遺伝性の要素が強いと言われます。
近親婚に見られることが多く、昔はよくいとこ同士などの結婚が
あったりして、よく見かけましたね。
(遺伝によらないものもあるとのこと)
こんな不幸はありませんね。
生まれながらに盲目であれば、これほど不幸を感じないと思います。
見えていたものが見えなくなるんですよ。
耳が聞こえなくなるのと、目が見えなくなるのを選べと言われたら、
どちらを選びますか。
そんなことよりも、見えること、聞こえることに感謝しなければ。
第一の辞書
行蔵(コウゾウ)
世に出て道を行うことと、隠遁して世に出ないこと。
つまり、出処進退ですね。
行蔵は我に存す
毀誉褒貶は他人の主張 (勝海舟)
死蔵(シゾウ)
活用しないでしまいこむこと。=退蔵
地蔵(ジゾウ)
サンスクリット語のクシティ・ガルバの訳。
クシティは「大地」で「地」。
ガルバは「胎内・子宮」のことで「蔵」。
まさしく人の蔵であります。
日本の信仰では道祖神や、子供の守り神として愛されています。
また、六道が救い出してくれる菩薩として、六地蔵信仰も生まれたと。
六地蔵の名は、はっきりとしていないそうです。
本来、地蔵菩薩は釈迦没後から弥勒菩薩が成道するまでの
無仏時代の衆生救済をまかされた菩薩さんでありました。
蔵王(ザオウ)
金剛蔵王。悪魔をくだす忿怒の神。
蔵室
書庫の事。
蔵人(クロウド)
もとは天皇の秘書というところで、のちに天皇のそば近くに仕えて、
その衣食の世話から、臣下の上奏の取次などの雑事を司った。
蔵人所は次のように構成されていた。
別当 蔵人所の責任者で、大臣が務めた。
頭(トウ) 実務上の責任者。
五位蔵人 勅旨や上奏を伝達する役割。
六位蔵人 天皇の膳の給仕。
非蔵人 見習い
特に必要はないですが、古典や時代劇に出てきまので、
そんな時に参考になるかもね。
蔵匿(ゾウトク)
かくす。かくれる。
蔵前国技館の蔵前の名は、この地域が江戸幕府の米蔵があった
所からと。
戦略で最も有効なのは、食糧蔵を抑えることですね。
腹が減っては戦はできぬで、どんないい戦略でもそれを動かすのは
人ですからね。
仕事は食うためのものですから、
昼休みはきちんと食事をする事ですよ。
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
2014.9掲載再考
